映画「12人の優しい日本人」を見た

映画・音楽

12人の優しい日本人という映画を見ました。日本で陪審員制度があったことを前提に、生き方も考え方も違う12人のお互いは見ず知らずの人たちが一つの部屋に集められて、ひとつの事件に関する議論を戦わせるという内容の映画です。
最初、映画を見始めたときにまず思ったのは、「この映画、つまらないのではないか?」という気持ちです。しかし、不思議なことに物語の中に段々と引き込まれていきます。あまりにも、各々の人が個性にあふれているので、突飛な出来事が次から次へと起こって、なかなか飽きません。
こんな一つの部屋の中でずっと同じ登場人物だけで話し合っているだけなのに、これだけ引きつける魅力があるのは、もともとの脚本が優れているのでしょうか。
でも見ていると、イライラとしてくる場面がいくつもありません。有罪か無罪か、とにかくなかなか話しがまとまらないのです。まず最初、陪審員長が決を採ったところ、あっさりと全員が無罪で意見が一致します。さぁ帰ろうと、皆、部屋をあとにするのですが、そこで一人の男が、突然「有罪」といったことで話しが振り出しに戻ります。
ここからの議論がなかなかまとまらないです。人の意見に左右されて、有罪と無罪とで考えが変わる陪審員もいるのですが、それでも全員が一致した意見にはなかなかならないのです。その中で、あまり意見を言っていなかった年配の男性と女性が終盤にかかって徐々に良い意見を出し始め、それを中心にしてある仮説ができあがり、そして全員の意見が一致していきます。実によく練られた構成だと思います。


今回、映画の視聴にあたっては、 Touchを利用しました。最近、2時間のまとまった時間がなかなか確保できないのですが、会社の行き帰りに細切れの時間をつなぎ合わせることで、2往復半で最初から最後まで見ることができました。これは、かなりの時間の有効活用です。多少、DVDからiPod Touch向けに変換し同期するのに時間がかかるところが難点ですが、夜眠っている間にセットしておけばあとは自動的にパソコンが進めておいてくれます。便利な時代になったものです。
Touchのような小さな液晶画面でも集中して見ていると、徐々に物語の中に引き込まれていくのが不思議です。

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