映画「椿山課長の七日間」を見た

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椿山課長の七日間

「椿山課長の七日間」という映画を見ました。今回も何の事前知識も無い状態で見ています。椿山課長は西田敏行が演じています。何となく「釣りバカ日誌」のイメージが強すぎるので、椿山課長という感じがしてきません。

デパートで働いている椿山課長が職場で突然倒れてしまいます。そして気がついてみると、そこは現世と天国の中間地点(中陰役所というのだそうです)、その場で消滅することも出来るし、天国に行くことも出来るし、また初七日の間だけは元の世界に戻ることもできるのだそうです。

天国に行けば自分の好きな家も手に入るし、また必要なものも手に入れることができます。残念ながら若返ることは出来ず、亡くなったときの年齢からスタートするのだそうです。日本映画では天国を描いている映画はたくさんありますが、映画それぞれで天国の描き方が違うので興味深いところです。

一見、初七日だけでも元の世界に戻るという選択肢が一番良いような気がしますが、元の世界に戻るためには、非常に厳しい審査があるほか、元の世界に戻ることで知ってはいけない事実を知り後悔する人も多いのだそうです。

椿山課長は突然亡くなってしまい、心の準備も出来ていなかったということで、元の世界に戻ることを希望します。そのほかにも元の世界に戻ることを希望した人がたくさんいましたが、結局は椿山課長、やくざの親分、小学生の子どもの3人だけが元の世界に戻ることを許されました。小学生の子どもが元の世界に戻るためには連れ添う人が必要ということで募ったところ、椿山課長が手を挙げて連れ添うことが決まりました。

椿山課長が元の世界に戻ると、まずはホテルの一室で目覚めるところから始まりました。椿山課長は元の身体ではなく、伊東美咲が演じる若い女性として元の世界に戻ることになりました。何だか西田敏行と伊東美咲という有り得ないギャップがとても面白さを増しています。また、小学生の男の子は女の子になっています。女王の教室などで好演した志田未来が演じています。

椿山課長が現世に戻ってみると、自分の身の回りには目も疑いたくなるような事実が次々に分かっていきます。それでも、色々と心があたたかくなるような出来事もあり、最後には椿山課長は満足した表情でまた中陰役所へと戻っていきます。

日本映画では人が亡くなることや、また蘇るといったことを題材にしている作品がたくさんありますが、その中でもこの映画はとても良い映画だと思いました。

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