パナソニックセンターへ行ってみた

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 先週の日曜日に有明にあるパナソニックセンター東京に行ってきました。ここは名前の通り、パナソニック(松下電器)が運営しているショールームです。

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 しかし、この施設ではただ松下電器の商品が並べられているだけではなく、RiSuPiaという施設が併設されています。このRiSuPiaというのは「理数の魅力、体感ミュージアム」と名付けられていて、子どもが色々な実験を通して楽しく理科や数学の美しさを学ぶことができるようになっています。


 1階は「クエストフロア」と呼ばれる無料の施設で、色々な原理を学ぶことができる実験設備が置いてあります。たとえば、重心とモーメントを学ぶ装置では、形の違う2つの立体を天秤につるしてあり、釣り合っています。この各々の立体を天秤から切り離して、秤の上に乗っけてみると、片方の立体の重さが軽いことがわかります。なぜ、重さが違う2つの立体が天秤で釣り合っていたのか、ここにモーメントとの関係を学ぶことになります。

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 また、4つのコースにボールをセットして、一緒にスタートさせたときに、どのコースが最も早くゴールに着くことができるかを通じて、サイクロイド曲線を学ぶことができる装置があります。私自身、この装置を見て、同じ高さからスタートすることから考えて、どのコースも同じ時間でゴールに着くのではないかと思っていたのですが、完全に間違ってしまいました。

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 ほかには、クエストライブラリーという映像を活用したクイズを楽しむ、タッチパネル方式のシステムがいくつか並べられています。子どもは台風についてのクイズを楽しんでいました。混んでいるときは15分を目安に次の人に交代するように掲示が出ていましたが、私たちがいった時間帯(日曜日の午前中)はそんなに混んでなく、装置も空いていたので、ゆっくりと楽しむことができました。

 1階の展示を見終わった後には、透明のエレベーターに乗って3階の方に向かいました。こちらはディスカバリーフロアと呼ばれており有料の施設です。大人は500円、高校生は300円、そして中学生以下は無料になっています。しかし、私たちは「ぐるっとパス2008というチケットを持っていたので、このチケットを使うことで入場することができました。このぐるっとパス2008は2000円で色々な施設の入場券がセットになっていて2ヶ月間有効というお得なチケットです。このチケットに関しては「「東京・ミュージアム ぐるっとパス2008」はお得です」で紹介しています。このディスカバリーフロアでは入り口で、「ディスカバリースコープ」という首からかける装置を一人一人に貸し出してくれます。

 このディスカバリースコープは先端がセンサーになっていて、色々な装置の近くに置いてある青い光のタワーに近づけると、その装置に関連する話題の説明をしてくれます。以前、北京の故宮に行ったときに貸し出してくれた日本語解説機と似ていたので、何となく当時のことを思い出してしまいました。

 こちらにも色々な実験設備のほかに、マジカルパフォーマンスシアターという設備があります。入り口では偏光フィルムを用いたメガネを貸し出してくれます。ふつうの3Dシアターかと思っていたのですが、よくよく見ていると、なんだか背後にもステージがあります。こちらには司会の人がいるのですが、こちらの人の映像も3D画像の中に取り込まれるような仕組みになっていました。この司会者の映像自体も3D画像になっているようで、立体的に見ることができました。

 ちょっと小学1年生には難しかったのが、素数ホッケーです。よくゲームセンターにあるようなホッケーゲームなのですが、円盤がありません。上に映写機があって、数字が飛び交うようになっています。そして、数字を打つと打ち返すことができます。どうやって、映像が打ち返されるのか、遊んでいるあいだには仕組みがわかりませんでした。そして、何でもかんでも数字を打ち返せばよいというわけではなく、素数以外の数字だけを打ち返す必要があります。偶数や5で終わる数字であれば、とりあえず打ち返せばよいのですが、それ以外の数字は何を打ち返せばよいのか、なかなか難しいです。とりあえず、3で割り切れる数は、各桁の数を足しあわせた数も3で割り切ることができるという話しをどこかで聞いたことがあるので、その法則を思い出しながら、打ち返すようにしていました。

 色々な実験をしたあとに、出口から外に出ると、そこでディスカバリースコープは回収されます。そのかわりに1枚のカードをもらうことができます。このカードを使うと、出口の前に置いてあるプリクラのような機械で写真を撮ることができます。しかし、この写真はプリントされるわけではなく、WEB上にアップロードされるのだそうです。カードの裏にはIDとパスワードが打たれていたので、これを使ってログインすると写真を見ることができるのでしょう。プリントすると、それだけのコストもかかりますが、このようにWEBにアップロードすればコストが節約できるほか、写真をデジタルデータのままで手に入れることができるのでなかなか便利です。感心しました。もしかすると、ディズニーランドなどでアトラクションに乗っているときの写真を撮影してくれるサービスがありますが、これにもこのような仕組みが活用されると便利になるのではないかと思いました。

 ショールームの方は、デジカメ(Lumix)やプラズマテレビ(Viera)などのデジタル機器、そして2階には電磁調理器や冷蔵庫などの家電が展示されています。特に103インチの特大液晶テレビは、その画面の大きさに息をのんでしまいました。

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 このあとは、すぐ近くのサイゼリヤでお昼ご飯を食べた後に「船の科学館」に行くため、お台場方面に向かって、散歩がてら歩いていきました。少し離れていましたが、春のすがすがしい天気のもと、パレットタウンやフジテレビなども横目で見ながら、とても気持ちがよかったです。

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 パナソニックセンター周辺の地図を掲載しておきます。


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コメント

  1. 臨機応変? より:

    「東京・ミュージアム ぐるっとパス2008」はお得です

     「東京・ミュージアム ぐるっとパス2008」をご存じでしょうか。4月1日から発売されるチケットで、これ1枚で、都内61カ所の美術館、博物館、動物園、水族…