小金井公園の「江戸東京たてもの園」に行った

旅行・ドライブ

 「・ミュージアム ぐるっとパス2008」を消化するために先日の日曜日に小金井公園の中にある「江戸東京たてもの園」に行ってきました。日曜日はその前日の土曜日に続いて午前中はずっと曇りでいかにも雨が降り出しそうな天気でしたが、自転車で子どもを連れてサイクリングです。

 江戸東京たてもの園は1993年(平成5年)に江戸東京博物館の分館として、敷地面積約7ヘクタールにもなるこの施設が東京都によって造られました。この設立の趣旨は、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示することにより、貴重な文化遺産として次代に継承することも役割として担っています。収蔵の諸条件を満たす建築物の移築・復元は、長期的な計画に基づいて行っており、最終的な復元目標は30棟としているそうです。現時点の建築物の種類は地図上で数えると27棟あるようです。あと3棟が目標ラインということでしょうか。

 この江戸東京たてもの園が出来る前には、1991年までは「武蔵野郷土館」という施設がありました。この施設は原始・古代から近・現代にいたる武蔵野の生い立ちをテーマに様々な博物館活動が行われていました。私が小さいときに、この武蔵野郷土館に来たことがあります。当時、竪穴式の住居などが展示されていたのをぼんやりと覚えています。当時の武蔵野郷土館が展示していた貴重な資料類はそのまま江戸東京たてもの園に引き継がれているそうです。


 小金井公園に行く前に、こちらの記事(小金井の「無添くら寿司」に行った)で紹介した「くら寿司」で腹ごしらえをしたあと、小金井公園へと向かいました。くら寿司の小金井店から小金井公園の入り口までは、すぐ目と鼻の先という感じの距離です。しかも、この入り口から江戸東京たてもの園までの距離も比較的近いところになります。

 正門から中に入ってみると、すぐに受付のカウンターがありました、小学生は入園無料ということなので、私の分は「ぐるっとパス2008」を見せて中に入ります。受付でぐるっとパスを見せると名前を記入する欄をチェックして、名前が書かれていなかったので、ここに名前を書くように指示されました。確か、ぐるっとパスを購入したときにもどこかに名前を書いたような気がしたのですが、まだ記入しなければいけない欄に記入が漏れていたようです。

 中に入っていくと展示室がありました。今回は特別展として、「江戸東京たてもの園 開園15周年記念 ■■ 特別展 日本の建物 ■■ 第一部 木造建築の魅力」という展示をしていました。

 古来より森林資源が豊富であった日本では、様々な形で木造建築が造られてきました。雄大かつ繊細な寺社建築や骨太で力強い民家建築など木材の性質を生かしつつ、環境に合致した高い技術と表現は世界的な評価を受けています。本展では精巧に作られた模型や、技術の粋が得られる部材などを展示することにより、木造建築が持つ魅力に迫ります。

 展示の中では相当古い建築物に関する解説もありましたが、この辺はあまり興味を持つことが出来ず、おもに「木造モダンの世界」と称して近代の建築物に関する展示がされているコーナーを主に見ていました。日光の金谷ホテルや箱根の富士屋ホテルの模型は確かに良くできています。

 展示室から外の屋外展示エリアに出てみると、そこには何本かの風車が展示されていました。その横の案内の人が、東ゾーンにある「天明家」という農家でボランティアの人が風車作りを教えてくれるということを教えてくれました。子どもは風車を作ってみたいと言い出して、そのまま最初に東ゾーンの天明家に行くことにしました。この天明家という農家は非常に大きくて立派な農家です。江戸時代に鵜の木村(現在の大田区内)で名手役を勤めた旧家です。正面に千鳥破風をもつ母屋、長屋門・枯山水庭園などに高い格式をうかがうことが出来る建築物です。玄関から中に入ってみると、なんだか凄く煙が充満しています。囲炉裏で燻煙をしているようです。ガイドの方が囲炉裏端で訪問者の人と話しをしていました。

 そして、南側の部屋の方に行くと、そこで風車作りが行われていました。すでに折り紙には細工がされていて、心棒に織り込んでいくだけで簡単に風車が完成できるようになっていました。子どもにも簡単に作ることが出来るようになっていました。10分くらいで完成させたあと、子どもは風車で楽しそうに遊んでいました。

 また、万世橋交番(須田町派出所)が展示されています。この万世橋交番は中央線のガード下にある「ラジオガァデン」というところに背を向けるようにして立っていました。なんだか倉庫同然のようになっていて、朽ち果てる寸前という感じになっていたのを覚えています。万世橋駅が出来たのと同じ1912年頃に建てられた建築物のようです。その万世橋交番がトレーラーでそっくりとこちらの江戸東京たてもの園に運び込まれてきたそうです。今日は万世橋交番の中にお巡りさんもいました。

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 その近くには都電7500形(7514号)が展示されています。昭和53年の都電荒川線のワンマン化が行われた時点で廃車になってしまい、その後長い間、都電荒川線の荒川車庫の中で眠っていたようですが、こちらの江戸東京たてもの園の方へ運び込まれてきたようです。外から見るととても綺麗に塗装されていますが、車内に入ってみると、床は木製で作られたあと、ずいぶん月日が経っていることが判ります。運転室付近とドア付近に垂れ下がっている紐を引っ張ると、「チン」という音を鳴らすことも出来ます。

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 都電を出てから北の方角を見ると、看板建築の歴史ある建物の向こう側に銭湯が見えます。子宝湯という銭湯です。東京の銭湯を代表する建築物で、神社仏閣を思わせるような大型の唐破風や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の格天井など贅を尽くした造りになっているのが特徴です。足立区の千住元町にあった1929年に作られた建築物です。

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 また、道ばたにはいくつかの露天も出ていました。、ラムネ、たこ焼き、豚汁、とうもろこし、駄菓子などを購入することが出来ます。

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 この江戸東京たてもの園、小学生の子どもには少し退屈かなとも思ったのですが、風車作りがあったり、竹馬の体験ができたり、齣回しができたり、子どもにも楽しめるような色々な工夫もされていて、とても楽しそうに遊んでいました。

 なお、「たてもの園友の会」というものがあるそうです。年会費として1500円を払うと、通常は400円する入園料が無料となります。つまり、4回くることができればもとがとることが出来る計算です。また、たてもの園で実施される催し物、展覧会などの各種情報を記した印刷物が送られてきます。講演会、見学会など会員向けの特別な催し物に参加できます。さらにミュージアムショップや飲食施設での支払いが割引になる特典がつきます。振り込みでも入会できるようですが、江戸東京たてもの園の受付でも簡単に入会の手続きができます。


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