Yahoo!サイトエクスプローラーの日本語版が公開された

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 グーグルのウェブマスターツール(グーグルサイトマップ)に相当するYahoo!サイトエクスプローラーは今までも米国のYahoo!で提供されていました。しかし、こちらの仕組みを使用するためには、米国Yahoo!のユーザーアカウントを取得しなければいけなかったり、英語の文書を読まなければいけなかったり少々厳しいものがありました。しかし、日本でYahoo!サイトエクスプローラーが公開されたことによって、今までの高い敷居をまたぐ必要がなくなり、扱いやすくなったのは大変に良かったです。

 このブログについては今までも米国のYahoo!が提供しているサイトエクスプローラーに登録していたのですが、今回提供された日本のサイトエクスプローラーにも登録を実施しました。

 基本的には登録の仕方は米国版と同じで、まずは、「こちら」のページからサイトのURLを登録します。私はここにサイトマップのURLを登録してしまい、失敗をしてしまいました。実際には存在しないパスを指定しても最初のチェックでは引っかからなかったので注意が必要です。

 そして、サイトのパスを登録できたら、今度は認証を行います。認証をするためには2つの方法があります。一つはサイトのパス直下に認証用のhtmlファイルを設置する方法です。こちらのhtmlファイルはサイトエクスプローラーからダウンロードが出来ますので、これを自分のパソコンにダウンロードしたあとにFTPソフトなどで、WEBサーバーにアップロードします。

 もう一つの方法は、ホームページのmetaタグに、指定された文字列を追加する方法です。metaタグによる認証の方法がMovableTypeのテンプレートの編集から簡単に追記することが出来るので良いのかなとも思いましたが、ページの本文以前の部分にたくさんのmetaタグが羅列されるのも、seo的に良くないような気がしたので、今回はhtmlファイルをアップロードする方法で認証を実施しました。

 認証は最大で24時間程度はかかるということでしたが、このサイトの場合は数時間で認証は終わりました。きちんと認証されれば、「済み」と表示されます。

 そのあと、フィードを登録します。フィードを登録することで、このフィードの中に入っている各ページのurlの情報を参考にして、Yahoo!はサイトをクローリングして検索用のインデックスに登録していってくれます。通常はクローラーはリンクを次々に負いながら、ページを辿っていくような動作をしますが、各種制約に引っかかって、うまく全部のページが検索インデックスに登録されないことがあります。このとき、フィードを登録することによって、出来るだけ多くのページを検索用インデックスに登録することができるようになります。


 このフィードの登録については、下記のタイプのフィードに対応しています。

 RSS 0.9、RSS 1.0、RSS 2.0、Sitemaps、Atom 0.3、Atom 1.0、テキストファイル、圧縮したテキストファイル(gz)

 私はグーグルサイトマップ用に作成したフィードを、そのままYahoo!サイトエクスプローラーに登録しました。きちんと認識されているので大丈夫なようです。

 このYahoo!サイトエクスプローラーはグーグルサイトマップには無い面白い機能もあります。「動的URL設定」、「インデックス操作」、「このサイトのブログでの言及数」です。

 動的URL設定に関しては、URLに含まれるパラメータのうち、コンテンツに影響のないパラメータ(トラッキング用パラメータやセッションIDのパラメータなど)を非表示にしたり、パラメータの値を固定したりできる機能です。cgiなどを使って動的に生成されるページの場合にはパラメータや?などが羅列されて非常に汚れたURLになってしまうことがありますが、この機能を使うことによって検索結果に表示されるURLが自動的に書き換えられ、またインデックシングが効率的に行われるといった効果があるようです。最大3件の設定が可能です。

 インデックスの操作については、そのサイトに含まれるページの一覧をブラウザで表示させて、ページごとに検索結果で非表示にするページを選択することが出来ます。あまり、人には見られたくないようなページを公開している場合には、ここで非表示にしておけば、Yahoo!検索の結果には表示されなくなるので、人目に触れにくくなる効果があるのでしょう。このブログに関しては、特に隠したいページは無いので、この機能は使用していません。

 そして、「このサイトのブログでの言及数」は、他のブログの記事の中で、このサイトのページに対するリンクが貼られていると、それを一つの言及としてカウントして、いくつのブログからリンクが貼られているかということを知ることができます。また、同等の機能がページ一覧にも表示されますので、ページ単位に他のブログから言及されているか否かを知ることができます。

 このブログの言及数についてはリンクをたどれば、どこのページからリンクが貼られているかさえ判ってしまいますので、とても便利な仕組みです。自分のブログを構成する各ページの中で、どのページが最もたくさん、他のブログから言及されているかは、自分がブログを書く上でも気をつけなければいけないことを示唆してくれるので参考になります。

 日本ではヤフーの人気も衰えていませんので、この仕組みに登録しておくことは効果が高いことだと思います。この機会に登録してみはいかがでしょうか。

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