ダビング10はいつ始まる?

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 総務省jの情報通信審議会傘下にある「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」が5月29日に開催されたのですが、その場でダビング10の開始が合意できなかったことが報告されました。

 これにより、6月2日に予定されていたダビング10の開始については、まず延期になるのではないかという報道が増えてきました。

 従来はコピーワンスという方式で、1回だけ放送を何かの媒体に録画したあとは、あとはコピーはできず、別の媒体への移動(ムーブ)しかできなくなるという規格です。しかし、この方式については制約が厳しすぎて、たとえばムーブをしている最中にメディアのエラーが発生したりすると、ムーブ元の映像もムーブ先の映像もどちらも失われてしまう場合があり、大事な番組を録画する上ではリスクを伴っていました。

 そんなコピーワンスの制約を多少緩和したのがダビング10です。ダビング10はコピー9回までを認めて、以降はムーブが1回できるという方式です。一旦はこの方式についてはデジタルコンテンツの流通の促進等に関する検討委員会に提案されて、6月2日にスタートすることで一旦は合意されていました。

 ところがダビング10に対応した録画機器に対して、「私的録音録画補償金」を課金するか否かについて、録画機器を製造するメーカー側と著作権の権利者側で意見が対立してしまい、ダビング10の開始合意に対して水をさす格好になってしまいました。


 デジタル放送推進協会(Dpa)では6月2日にダビング10を開始するための準備をずっと進めてきたのですが、このような混迷した状況を迎えてしまったため、公式サイトでは5月29日現在では下記のように発表しています。

■ その後の状況(5月29日)
これまでダビング10 については、「関係者の情通審での関係者の合意があれば運用開始予定日を運用確定日にする」という位置付けで準備を進めてまいりました。しかし、5月13 日以降および本日5月29日に開催された情通審において、状況の変化はなく、依然として関係者の合意が得られておりません。
従いまして、当初の開始予定日時の6月2日午前4時については、依然として確定日とすることができない状況にあります。引き続き、情通審の審議を見守っていく所存です。
状況につきましては、適宜ホームページにてお知らせいたします。

 報道を見ていると、メーカー側が悪いのか、権利者側が悪いのかといった議論に終始しているように見えますが、もうダビング10の開始と私的録音録画補償金の問題は一旦は切り離して考えて、ダビング10の開始は予定通りに6月2日から始めるというのが筋だと思うのですが、いかがなものなのでしょう。

(2008/06/15追記)

 6月13日に実施された「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」でも、ダビング10の開始時期に関する合意には至らなかったそうです。早くダビング10が始まってくれれば、今の使いにくいコピーワンスのことは忘れることが出来るようになるのですが、いったい、ダビング10のサービス開始時期はいつ頃になるのでしょう。

(2008/06/19追記)

 ダビング10の開始が7月4日、または7月5日の方向で決定したようです。

  ★ダビング10が7月4日に開始される見通しになった

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コメント

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