府中市郷土の森博物館に行った

 ぐるっとパス2008(「東京・ミュージアム ぐるっとパス2008」はお得です)の有効期限が6月4日までに迫ってきました。もう、ぐるっとパスについては十分に元を取っているのですが、このまま期限切れにしてしまうのも勿体ないので、先週の日曜日(6月1日)は、府中市にある郷土の森博物館へと行ってきました。

 ここはずっと昔に行った覚えはあるのですが、もうどんなところだったか、記憶に残っていません。また、併設されているプラネタリウムは見たことがないはずです。ぐるっとパスでは入園だけではなく、このプラネタリウムも一緒にみることが出来るので非常にお得です。

 府中市というと、府中駅や府中本町駅から行くのが良いかと思いつつ公式サイト(交通アクセス | 府中市郷土の森博物館[府中文化Net])で確認をしてみると、西武多摩川線の是政駅から歩いても20分程度で着くようです。今回はとても天気が良かったので、散歩気分で是政駅から行ってみることにしました。

 是政の駅を降りて、多摩川沿いの遊歩道を上流方向へと向かいます。この遊歩道、サイクリングロードなので、自転車がたくさん走ります。少し気をつけながら歩かないといけません。上流へと向かっていくと、やがて南武線の降下下をくぐり、そして道はまだなお続きます。川辺には野球場などがあって、少年野球をやっています。至る所に「ファールボールに注意!」という看板があります。「注意!」と言われても、どう注意してよいかわからないので、そのまま歩いていきます。すると、今度は右手に森が見えてきました。こちらは、「いこいの森」と呼ばれているところのようです。ちょっと寄ってみたかったですが、後回しにして、そのまま郷土の森公園を目指しました。


 やがて、道が突き当たり、T字路になっています。ここを右手に曲がれば正門になるということだったので指示に従って歩いていくと、すぐに正門に着きました。受付で「ぐるっとパス2008」を出すと、プラネタリウムは何時の回にするかと聞かれました。始まる時間によって放映されている内容が異なるようです。よくわからなかったので、11時から始まる「銀河鉄道の夜」を見ることにしました。

 すでに10時40分頃だったので、そのまま博物館本館に入ります。ここの1階には喫茶コーナー「こもれび」というところがあり、軽食(カレーライス、サンドイッチ、スパゲティ、コーヒー、紅茶など)を食べることもできるようで、ちょっと入ってみたかったですが、もう時間があまりないので、ぐっと我慢です。そして、右手奥の方にあるプラネタリウムの方へと向かいました。もう、入り口から列ができています。

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 今回は場内がいっぱいになるわけでもないので、場内アナウンスで、全天周映画を見るためにはどの辺の席に座ればよいかということを説明していました。後部の座席に座る場合には、だいたいどこでもOK、そしてそれよりも前の方に座る場合には、できるだけ後部の中央通路よりの座席を選ぶように案内をしていました。案内に従い、映写機の横サイド、中央通路よりの席を選びます。ここのプラネタリウムは日本最大級、直径23メートルの平面床ドームに12000個の星や惑星、多彩な映像が映し出されます。先日行った多摩六都科学館は世界最大級ということだったので、もう一度直径を調べてみると27.5mと書かれています。多摩六都科学館よりは一回りドームのサイズは小さいようです。

 こちらは番組の前半30分はナレーションによる春の星座に関する解説で始まりました。そして、後半の30分間は全天周映画「銀河鉄道の夜」です。この映像、すばらしかったです。家に帰ってから調べてみると、公式サイトもありました。

 ☆銀河鉄道の夜

デジタルファインアーティストKAGAYAが、ドームいっぱいに描き出した壮大なデジタルアート作品いよいよ完成。全世界に配給予定。80 年も前に宮沢賢治が書き留めておいた未完の作「銀河鉄道の夜」を、アーティストKAGAYAが、プラネタリウムのドームいっぱいに、幻想的な風景を広げそして展開し、見事に実現してみせた。一度この列車に乗り込むと、いつの間にか次々と展開する天空銀河の中を自分も一緒に走っているのだという不思議な気持ちになる。ビジュアル化困難といわれた「銀河鉄道の夜」の幻想世界を徹底考察し鮮明に再現。ドームいっぱい360°に広がる銀河のパノラマ風景。それはまさに天空の汽車に乗車したかのような夢の体験となる。

 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のイメージが星の中を走っていく汽車のイメージと見事に調和させています。プラネタリウムでないと、この迫力は確かに得られないと思います。

 また、汽車や客車、腕木式信号機といったものが非常に丁寧に描き込まれています。線路の横に咲くリンドウの花、そして線路に沿って流れる天の川、向こうの方に燃え上がるサソリの火、どれをとっても、なかなか映像化しにくいであろうイメージを、見事にまとめ上げているところが凄いと思いました。

 この映画、残念ながら府中の郷土の森博物館で上映されるのは今日(6/1)が最後になってしまったそうです。ほかに上映されている場所に関する情報はこちら(銀河鉄道の夜 上映館情報)で紹介されていましたので参考にしてください。

 プラネタリウムを出て、今度は郷土の森を歩きます。左手に旧府中尋常高等小学校の校舎、そして旧田中家住宅があります。こちらでは「お蕎麦やさん」を併設していました。せいろそば、せいろうどんなどを扱っています。日曜・祝日のみの営業です。

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 そして旧島田家住宅があります。旧甲州街道・府中新宿にあった商家だそうです。明治19年(1886)から足掛け3年かけて作られた建物を、当時と同じような工法で再現したのだそうです。

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 そして、はけを下っていくと、そこには小さな川が流れています。さらに道を歩いていくと、水車がありました。これも昔の建物ではなく、新しく作ったもののようです。そんなにたくさんの水の流れがあるわけでもないのですが、水車は力強く回り続けています。昔の人はよく考えたものだと感心するばかりです。

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 川をそのまま下っていくと、ちょっと尾瀬のような雰囲気がする木道もありました。

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 ふるさと体験館の前には竹馬や輪投げが準備されていて、大人げなく子供と競争してしまいました。

 ほかにも「まいまいず井戸」や旧府中町役場庁舎、旧府中郵便取扱所などの建物もあります。古い武蔵野の町並みが再現されていて、良い雰囲気でした。規模でいうと小金井公園にある江戸東京たてもの園(小金井公園の「江戸東京たてもの園」に行った)よりも小さいです。しかし、常設展示や屋外展示、プラネタリウム、水あそび池などいろいろな施設が併設されていて、子供と一緒に一日中遊ぶという面ではこちらの府中市郷土の森博物館も良いと思います。


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