米Yahoo!と米グーグル社がネット広告事業で提携した

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 米国のYahoo!はマイクロソフトからの今年1月末の買収提案以来、マイクロソフトと交渉を進めてきましたが、5月には買収交渉が決裂し、その後、Yahoo!の株価は低迷してきていました。

 その後も、マイクロソフトは業務提携に関する提案をYahoo!にしてきていたようですが、結局、今回のグーグルとのネット広告事業での提携によって、マイクロソフト社とは交渉を中止するようです。

 マイクロソフトはネット事業での成長力がいまひとつであり、Yahoo!との提携にかなりの意欲を見せていましたが、今回の一件はマイクロソフトにとっては大きな痛手になるものと思われます。

 いろいろな新聞の記事を読んでみました。毎日新聞は、「米ヤフー:グーグルと提携でシェア8割に MS立場苦しく」という見出しになっていますが、これはちょっと誤解があるような気がします。

 シェア8割というのはネット検索のシェアであり、今回のヤフーとグーグルの業務提携は検索で提携したわけではありません。あくまでも、ネット広告の分野で提携したにとどまるので、少々事情が違うような気がします。

 日本経済新聞の記事や朝日新聞の記事はほとんど同じ報道内容でした。ヤフーはアメリカとカナダで運営しているポータルサイトの一部にグーグルの広告を配信するそうです。

 これにより、従来よりも年間8億ドル(約860億円)もの増収を見込めるのだそうです。今までも、広告を配信してきたスペースをグーグルの広告に張り替えるのだと思いますが、それだけでこれだけ広告収入に違いが出るというのは驚くばかりです。

 しかし、市場は年間8億円の増収が見込まれるようになったことよりも、マイクロソフトとの提携交渉を中断したことの方を大きくとらえているようで、発表直後に米国Yahoo!の株価は大きく下げました。

 実は今日の日本の株式取引で4万1000円の指値で日本のYahoo!の株式を買い注文していたのですが、今日の日本の市場では大きな下げにはつながらなかったので、4万1000円にまでなることはありませんでした。もしも売買が成立して株価が下げ続けていたら大変なことになるところでした。危なかったです。

 今回のネット広告における業務提携では、アメリカとカナダにとどまるようなので、当面は日本のポータルサイト上ではグーグルの広告を見ることは無いかと思います。しかし、長期的な視点で見たときは、何らかの変化が出てくるかもしれません。日本ではYahoo!自身でもコンテンツマッチ広告を「Yahoo!アドパートナー」で開始しましたが、今回のグーグル社との業務提携により今後は戦略に変更があるのでしょうか。気になるところです。

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