NTTドコモからグーグル携帯が発売される

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ドコモ

 NTTドコモが2009年にグーグルの携帯用無償ソフトウエアであるアンドロイドを搭載した携帯電話を安価に発売することが日経新聞で報道されていました。韓国の携帯通信大手の会社(KTフリーテル)と共同で多機能携帯電話を開発するのだそうです。なぜ、NTTドコモが単独で開発するのではなく韓国の会社と共同開発することにしたのか気になるところです。

 価格はiPhoneと比較すると2割程度安くするとしていますが、消費者にとってはあまり魅力的ではないと思います。端末の本体価格よりもずっと毎月支払う通信料の方が高いので懐にはこちらの方が響くためです。NTTドコモがこの通信料に対して安めの設定が出来るか否かに一つの普及の鍵が隠されているように思います。

 すでにアメリカでは10月22日に携帯電話「G1」が179ドルで発売されています。こちらはW-ZERO3のようなスマートフォンでキーボードが隠されていてスライドさせるとキーボードが出てくるような構造になっています。


 あくまでも従来からのスマートフォンの延長線上にあるような形になっているので、iPhoneのような驚きはありません。ハードウエアとソフトウエアを同時に企画していくappleと比較すると、ソフトウエア、ハードウエアが独立して、企画・開発が進んでいくアンドロイドの方がアッと驚くようなことがやりにくい制約があるのでしょうか。

 G1が9月に発表されたときや、10月にG1が発売された前後ではかなり話題になっていましたが、それ以降はあまり販売状況やユーザーの声が話題になることはありませんでした。海外での出来事だったので、日本にはあまり情報が入ってこなかったのかもしれませんが、日本でNTTドコモから発売された後の人々の関心が、アンドロイド携帯に集まるか否かがポイントです。どんなハードウエアになるのかによるところが大きいでしょう。

 iPhoneについては今のところは日本国内ではソフトバンクからの独占販売状態です。NTTドコモも販売に向けて意欲を持っているということでしたが、結局はソフトバンクから発売されて数ヶ月経った今でもNTTドコモからiPhoneを発売するという情報は発表されません。appleとの交渉がうまくいかないのでしょうか。そこに今回の日経新聞の記事となったので、iPhoneよりはアンドロイド携帯に力を入れていくのかもしれません。今後のNTTドコモからの正式な発表に注目したいと思います。

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