ビレッジセンターが解散する

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 ビレッジセンターという会社をご存じでしょうか。まだ、Windowsが普及する前、MS-DOSのコマンドを打ってパソコンを操っていた時代に、テキストデータを打ち込むためのエディターといえば、VZ-EDITORという時代が続いていました。このVZ-EDITORを作って販売していた会社がビレッジセンターです。

 当時、MS-DOS上で走行するエディターについてはフリーソフトはあまり機能が豊富なものは無くて、何らかの製品かシェアウエアを購入しなければいけませんでした。会社ではMIFESというエディターが普及していましたが、このMIFESは値段が高く、ちょっと個人では手が届きません。そんなときに多機能で軽いエディターとしてVZ-EDITORが評判になりました。

当時、MS-DOS上で常駐してくれる常駐モードがあったり、拡張メモリ領域(EMS)に対応する機能があったりと使い勝手も良くて心地よいエディターで人気がありました。MS−DOSには640KBの壁というのがあって、通常ではアプリケーションからはそれ以上のメモリを使うことはできません。しかし、EMSを使うとアプリケーションに対してたくさんのメモリを使うことができるようになります。大きなサイズのテキストファイルを取り扱う時には大事な機能です。VZエディターは9800円で販売されていました。今の感覚から考えるととても高いイメージがありますが、当時のソフトウエアの値段はもっと高かったので、個人で買うためには十分に手が届くソフトでした。

 ビレッジセンターは、1986年に技術評論社の広告部門が分社独立。1987年にその直営店「VillageCenter」が開店という形でビレッジセンターはうまれました。その後、Windowsの普及に伴いWindows上で走行するエディターとしてWZ-EDITORというエディターなどをずっと販売してきました。

 しかし、平成20年11月末を会社を解散してしまうそうです。今となっては仕方がない選択なのかもしれませんが、少し残念です。

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