新宿御苑トンネルを通った

高井戸から首都高速４号線の下にある甲州街道をずっと新宿方面に向かって走っていました。そして、新宿駅の南口駅前を通過しそのまま走っていると、急にトンネルが出現しました。今までは自動車免許を持っていなかったので、新宿駅付近を移動するときには電車かバスを使用していて、このようなトンネルがこんなところにあることを全く知りませんでした。

このトンネルを抜けてそのまま新宿通りを走っていくと、そのまま四ッ谷駅へと着きました。中央線の線路は新宿御苑の南側を大きく迂回しているので、ちょっと遠回りになってしまっているのですが、このトンネルを通って行くルートは真ん中を突っ切るように最短距離で行くことが出来るので、新宿から四ッ谷までこの程度の距離なのかと妙に驚きました。

家に帰ってからこのトンネルのことを調べてみると、新宿御苑トンネルという名前が付いていることが判りました。私が通ったときにはトンネル内はとても空いていて、一気に出口まで行くことが出来たのですが、トンネル内が渋滞してしまっていることも多いそうです。

また、この新宿通りのバイパスについては、最初は新宿御苑の北側を削って道路を造ろうとしていたところ、緑地が減ってしまうということで、なかなか工事に着工することが出来ず、結局はトンネルの方式にすることで道路工事を始めたそうです。そして１９９１年に開通しています。

この新宿御苑トンネルは、新宿四丁目交差点から四ッ谷四丁目交差点までを結んでいます。全長は約８４０メートルもあります。都心のトンネルとしては、かなり長い方なのではないでしょうか。

こんな都心も着実に交通渋滞を緩和するための対策が進んでいるだなと妙に感心してしまいました。

【2014/07/03追記】

新宿御苑トンネルとは別に明治通りにもバイパスを造る計画があることをこちらの記事で知りました。

☆新宿御苑かわしバイパス開通へ、計画から半世紀｜日経BP社 ケンプラッツ

この道ができると、新宿駅周辺の混雑はかなり緩和されるのではないかと思います。新宿御苑横のトンネル工事が途中で止まっているようですが、2020年の東京五輪開催までには開通を目指すということです。開通が待ち遠しいです。