東京駅発のブルートレインが無くなった

ブルートレイン寝台車

 昨日の夜、東京駅を出発したブルートレイン「富士」「はやぶさ」をもって、東京駅を出発するブルートレインがすべて無くなることになりました。「はやぶさ」は198年の10月に運行を開始したとても歴史のある列車です。

 また「富士」については東京を出発して東海道線をひた走り、九州では日豊本線経由で西鹿児島まで走っていた時期もあり、日本では最長区間(約1600Km)を走る特急列車でもありました。この記録よりも約100Km短いですが、現在ではトワイライトエクスプレスが最長区間を走る列車ということになります。


 まだ新幹線や飛行機が発達していない頃には、寝台特急列車を使用すると目的地に朝着くことが出来て時間を最大限有効に使用することが出来るので、とても便利に使われていました。

 しかし、今では九州に行くにも飛行機を利用してしまえば、羽田を8時に出た飛行機が福岡に9時55分に着いてしまいます。純粋に「ブルートレインを利用したい」と思っているお客さん以外は足が遠のいてしまうことは仕方が無いことなのでしょう。また、東京と大阪の間など、比較的短距離の区間では新幹線がライバルになるほか、夜行という意味では夜間長距離バスも大きなライバルになります。特に夜間長距離バスはきわめて料金が安いので、ブルートレインに料金では勝ち目がありません。

 ニュース記事を見ていると、今回の「はやぶさ」と「富士」東京発最終便には乗客は320人乗っていました。もちろん全席売り切れだったはずなので、これがフル定員かと思うのですが、大型旅客機の定員よりもずっと少ない人数です。輸送力という点でもブルートレインは弱かったようです。

 北海道を目指すブルートレイン北斗星のように、車輌を豪華志向にして、お客さんを呼び戻す作戦が、九州方面の寝台列車にも使えたのではないかと言う気もするのですが、今回は廃止という道が選ばれてしまいました。JR東日本、東海、西日本、九州とJRの4社間をまたがって運行されているので、なかなか話しがまとまらなかったのではないかと思います。残念なことです。

 今回の「はやぶさ」と「富士」の廃止により、全国で運転が継続される定期列車のブルトレはたったの4本になってしまうそうです。

 残るブルートレインは下記の通りです。

  ・北斗星   上野駅 – 札幌駅間
  ・あけぼの  上野駅 – 青森駅間
  ・北陸    上野駅 – 金沢駅間
  ・トワイライトエクスプレス 大阪駅 – 札幌駅間 (臨時列車)
  ・日本海   大阪駅 – 青森駅間

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