ETCによる高速道路料金割引とプログラム改修

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hp

 日経コンピューターにETCの休日割引に関する裏方の興味深い記事がありました。3月28日に一回目の引き下げ、そして4月29日から二回目の引き下げが実施されることになった経緯です。1回目の引き下げでは、地方高速道路を走っている限りは休日は最大で1000円の料金が適用されるようになりました。

 しかし、途中で大都市近郊区間や首都高速道路などを挟み地方高速道路を使用する、地方高速道路の分の料金が二重に請求される状態となっています。これはシステムの不具合というよりは、システムの改修が間に合わなかったかったためということは前々から報道されていました。4月29日の2回目の引き下げでは、地方高速道路分の二重徴収が是正されて、高速道路をおりない限りは地方高速道路分は一括して上限が1000円となります。


 この4月29日に向けては、抜本的な料金の計算部分のプログラムに手を入れているわけではなく、一旦は個々の地方高速道路で上限1000円ずつ、二重に徴収したかのように処理を行って、あとから名寄せをして、請求時までに二重徴収がなくなるように対応をする仕組みになるのだそうです。

 確かに料金を計算する中心のプログラムロジックを修正するとたいへんなことになってしまいそうですが、外付けで名寄せをして重複分を排除する方式とすれば、システムへの影響範囲を局所化できて、改修期間を短く出来そうな気がします。

 しかし、高速道路を利用したときには、料金所を通過したときに、地方高速道路の区間を出るたびに各々で1000円が徴収されるかのように見えることとなります。自分で自分の車を運転しているときには、あとで重複が解消されることさえ頭に入れておけば良さそうですが、タクシーなどを使用しているときには話しが変わってきます。

 タクシー業界は統一見解として「ETC端末への表示金額を請求することにしている」としているため、タクシー会社には重複分の高速道路料金を支払わなければいけない局面も出てくるかもしれません。タクシーでこのような乗車の仕方をする例はかなり限られるような気もしますが、やはり乗客としては余計に運賃を請求されるのは気持ちが良くないので、タクシー業界でも何らかの形で新しい高速道路の料金体系にあわせて請求できるよう、運用を整理して欲しいところです。

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