東京湾アクアラインの通行料金が8月から普通車800円に

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アクアライン

千葉県の知事は3月29日の開票結果で森田健作が100万票あまりを得て初当選しました。このときの公約としてあげられていたのが、「アクアラインの通行料金を800円にする」というものです。現在は土曜日と休日が普通車は1000円になりますが、平日も含めて料金を値下げしようというものです。具体的には車種別に下記のような料金体系になります。

軽自動車 640円
普通車  800円
中型車  960円
大型車 1320円
特大車 2200円

今回は「社会実験」という位置づけで、今年の8月から2011年の3月末までの期間、実施するという形になります。

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アクアラインの割引の概要

値下げはETC車載機を取り付けた自動車が対象で、ETC装置を使って発券、料金を支払った車が対象になります。この社会実験に必要な費用は2009年度だけでも20億円で、千葉県と国が折半で負担する方向になります。相当な金額なので驚いてしまいます。

都心から木更津よりも先の南房総の地域に行くためには、館山自動車道が出来たものの時間がかかるので、このアクアラインを使用したときの時間短縮効果はかなりのものになります。千葉県に人をたくさん呼び込むためには、効果がある施策ではないかと思いますし、また都心を通過する車が減るので、首都高速道路や京葉道路などの渋滞緩和が進むのではないでしょうか。

少し心配なのはアクアラインの交通量が増えて渋滞が発生しないかについてです。先日、土曜日の朝に潮干狩りに行くために川崎から木更津を目指したのですが、このときはトンネル中央部分あたりから、時速40Km程度のノロノロ運転になってしまいました。今回の社会実験では平日もあわせて値下げされるようになるので、うまく交通量が平準化してくれると良いのではないかと思います。

一方で報道を見ていると、千葉県の人が買い物をするために逆に横浜や都心の方に流出してしまい、結局は千葉県における消費活動が鈍るのではないかという心配が、例えば木更津市内の商店などから聞こえてくることも心配されていました。房総エリアにも魅力的な観光施設などは随所に点在しているものの、やはり商業施設や観光スポットという点で見ると、横浜エリアや都心に比較すると少し見劣りする部分もあるので、このような声があがるのも確かに理解できます。ただ、こればかりは千葉県を魅力的なエリアに育てていかない限りは解決しない問題なので、千葉県の総力をあげて魅力を育てていかなければいけないのだと思います。

アクアラインで房総半島に行ったあと、どこに観光に行くかということが次の課題になるかと思いますが、観光ガイドで色々な場所が紹介されていますので、最新の観光ガイドを一冊くらいは持っていても良いかもしれません。

【2009/08/01追記】

アクアライン通行料値下げ開始

いよいよ本日から、アクアラインの通行料金が値下げになりました。ETC車載器をのせた普通車は2011年3月までの間であれば、いつでも800円でアクアラインを渡ることが出来るようになります。

今までは休日1000円でしたがさらに20%安い800円になったアクアラインは行楽客で混み合って、海ほたるの下り線駐車場も午前中早々にはいっぱいになったそうです。また、今回はトラックも値下げの対象となり大型車は1320円になったことを受けてトラックも多く見受けられました。運輸会社ではアクアラインを使うと都心に速く出ることが出来るので就業時間の短縮や燃料費の削減を期待できると言うことで、アクアラインの値下げは歓迎しているという記事が朝日新聞にありました。

しかし、アクアラインに休日1000円が適用されたときのような渋滞は発生しなかったようです。すでに休日1000円が始まったときにアクアラインを通っているので、800円になったからといって、またすぐにアクアラインに行こうということにはならなかったからかな?という気がします。

アクアラインは今年の4月から6月までの休日の通行台数は3万9500台、昨年の同月比で4割もクルマの数が増えたそうです。一方で平日については値下げ効果がありませんでしたので、前年比6%増の微増にとどまっていました。今回の再値下げによって、どこまで通行量が増えることになるのでしょう。

【2009/08/09追記】

アクアラインを通行

今日、800円に値下がりしたアクアラインを木更津から川崎までのりました。日曜日の夕方だったので、川崎方面は非常に混雑しています。木更津金田インターチェンジの前の電光掲示板には全線にわたって渋滞していて通行に45分程度の時間がかかることを表示していました。しかし、ここまで来たらアクアライン以外のコースで帰ろうとすると、なお時間がかかってしまうことが明白です。そこで、このままアクアラインにのることにしました。

木更津金田インターチチェンジの料金所を通ったところから、もう渋滞は始まっています。橋の上では常時時速20キロ程度の早さでダラダラと進んでいきました。そして海ほたるも木更津側から入る駐車場は満車になっていて駐車場待ちのクルマで長い行列が出来ているようでした。従って海ほたるにも寄らずにそのまま家路を急ぐことにします。やがてトンネル部分になりますが、こちらは坂を下りきるくらいまでが常時時速20キロほど、その後は時速50キロで走行することが出来ました。トンネルの中を車幅灯さえつけずに走っているクルマが結構多くありました。前を照らすためというよりもまわりのクルマに自分の車の存在を知らせるためにヘッドライトを点けた方が良いのではないかと思います。

今回は首都高速道路も渋滞していそうだったので、浮島インターチェンジで降りて国道409号線、府中街道を北上しながら帰りました。

【2013/10/27追記】

本日も東京湾アクアラインを利用しました。今回は浮島インターから木更津金田インターまでの利用です。日曜日でしたが、朝の8時前に通過したため、まだアクアラインはそれほどは混雑していませんでした。

東京の多摩地域から房総に行く場合、アクアラインがもしも無ければ都心を通過して、船橋、千葉などをグルッと回って木更津に行かなければいけません。ところが、東京湾アクアラインを利用すると、多摩川沿いの道を川崎に向かうことで、ほぼ直線で木更津まで行くことができます。現時点でもアクアラインは普通車800円で通過することができますが、この価格、将来的にもずっと続けて欲しいと思います。

【2022/03/30追記】

アクアライン800円を2025年まで継続

通常料金であれば普通車3090円のところ、普通車800円に割引する施策を平成21年から開始していますが、何回かの継続ののち、2022年3月31日が割引の期限になっていました。このほど、国と千葉県の補助により2025年3月31日まで3年間継続することが発表されました。

数年前、週末に千葉県に行くゴルフのラウンドで行く機会があったのですが、帰り道はアクアラインが大きな渋滞を起こしていました。やはり、アクアラインの割引による千葉県への観光客の誘導効果はとても大きいと思います。

もしも、往復で通行料金が6000円以上するのだとすると、千葉県にはゴルフに行くことがなくなると思います。

コメント

  1. 臨機応変? より:

    「海ほたる」でUターンすると3000円

    Photo by y_katsuuu  東京湾アクアラインは3月下旬から土曜日、休日の通行では片道1000円になる特別料金が適用されました。  アクアライ…