オートバイのETC取り付けは1年待ち?

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オートバイ

 最近ではETCがカー用品店の店頭から姿を消してしばらく経過しますが、予約を入れて待っていれば、何とか入手ができる状況にはなってきているようです。また、楽天市場などに加盟している通販ショップでも在庫ができるたびに少量ずつ販売を繰り返すようになってきました。ランキング市場などを見ていると、ときどきETC車載機がランクインしていることからわかります。

 ☆ETC装置ランキング市場

 すでに四輪車については車載機購入費の助成も目標台数を上回ったことから締め切られましたが、朝日新聞の記事によれば実はオートバイについては助成対象(5万台)の半分程度の台数しか普及していないのだそうです。


 その理由はオートバイのETC装置の場合はメーカーが一社しかないため生産が需要に追いつかないことにあります。なんと予約を入れても入手できるのは1年先という状況になってしまっているそうです。しかも構造が複雑なことから自動車用のETC装置と比較して機械の値段も割高で取り付け費込みで2万円後半から4万円台になってしまうそうです。

 このオートバイ用のETC装置を製造しているのは日本無線という会社です。本社は新宿にありますが、東京の三鷹市に大きな事業所があります。あまり、個人で使用するような機械は製造していないと思っていたのですが、ETC装置については得意の無線の技術を使って製造しているのだということを始めて知りました。こちら(JRC日本無線 ITS 二輪車用ETC車載器 アンテナ分離型 JRM-11)で商品の説明がありました。

 日本無線の株式も今回のETC特需の影響で2009年3月を底にして、その後は株価が上がっているようです。(日本無線(6751)は二輪車用ETC特需期待で急伸 2009/03/16(月) 15:18:20 [サーチナ])

 これだけ売れていればほかの会社が新規に参入してくれば良さそうな気もするのですが、市場規模が非常に小さいので、新規に参入するほどのメリットは無いと各メーカーは考えていて、今のところは新規参入の動きはないのだそうです。

 とは言っても、1年待ちというのは異常な状況であることは間違えありません。何らかの対策が打たれるとは思うのですが、今後の動向が気になるところです。

コメント

  1. webmaster より:

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