Windows 7は2009年末に発売の方向

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windows7

 Internet Watchなどの記事を読んでいると、米国のマイクロソフトはWindowsVistaに続く新しいOS「Windows 7」について、「今年のホリデーシーズンに間に合うように出荷する計画」であることを明らかにしました。ホリデーシーズンは米国では11月中旬から12月のクリスマスの時期にかけてをさすので、今年の終わりごろには次期Windowsが発売される可能性が高まったことになります。

 しかし、今回のWindowsのバージョンアップについては、昔のような期待感は徐々になくなってきたような感じがします。例えば、Windows 3.1からWindows95へのバージョンアップの時には、アプリケーションの安定性が向上したり、TCP/IP接続が標準で出来るようになりインターネットへの接続が簡便になったりといった明らかなユーザーメリットがありました。

 Windows95からWindows2000へのバージョンアップのときにも、Windows95系の操作性とWindows NT系の堅牢性が一挙に享受できるというメリットがありました。


 Windows XPのころからでしょうか。利用者にとって大きなメリットが少なくなってきたような気がします。XPではシステムの復元といった機能で、以前パソコンが調子よく動いていたときの状態に復元することができる機能が付いたりもしていますが、Windows 2000のときにもそんなに困っていたような話しでも無いので、XPの機能が本当に必要だったのかなと思うことも多々あります。

 また、Vistaになってしまうと、セキュリティ的な対策は色々と行われていることは判るのですが、逆に少し使いにくくなってしまったかなと思わせるような局面も多々あり、ちょっと困ってしまいます。

 否が応でも、古いバージョンのWindowsについてはマイクロソフトからサポートされなくなってしまいますので、セキュリティ的な脆弱性が見つかっても対処パッチが出なくなってしまう日がやがて来ます。この日に向けては、新しいバージョンのOSを手に入れなければなりませんが、あえてその時点で使い古したパソコンに対してWindowsのアップグレード版を買ってインストールすることは最早無く、新しくパソコンを買ってくることの方が増えてしまうのでしょう。

 今度のWindows 7についても新しくどんな機能が付くのか不勉強で判らない点も多いですが、たぶん、アップグレード版を購入してきて、今の手持ちのパソコンのアップグレードをすることは無いと思います。新しく導入したパソコンにたまたまWindows7がインストールされていたものを使用するという形になっていくような気がします。

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