格安のワンセグ付きカーナビ(AID JM-43A)の購入と使い勝手

自動車・カー用品・メンテナンス

JM-43Aの外観

 私が使っているカーナビは平成17年式の日産純正カーナビです。三洋電機の2DIN式のカーナビでそれなりに高機能ではあるのですが、何しろ地図が古いので、色々と困ることがあります。たとえば、鶴川街道の矢野口交差点から南の部分、環八のトンネル、首都高速道路の中央環状線のうち西新宿ジャンクションから池袋までなど、最近出来上がった道路がまだ地図に収録されていません。

 最新の地図を購入すれば良いのですが、これも値段が2万円以上する上、カーナビ本体もテレビがアナログ方式だったり、CDからのマッハリッピングが今一つだったりと、このカーナビにこれ以上の投資をするのもどうも気が進みません。

 そこで、最近安くなってきたポータブルカーナビを併置したらどうかと思いつきました。色々と商品を探していく中で見付けたのが、AIDという会社のJM-43Aという商品です。正直、あまり聞いたことが無い商品なので心配なところではあるのですが、商品ページ(【楽天市場】AID JM-43A:激安カー用品 Webいち店)を見てみると、なかなか良さそうな気がします。

 まずはバッテリーが付いているのは便利なのではないかと思います。エンジンを止めているときにも自動車のバッテリーが切れることを心配することなく、カーナビ単体で使用することが出来ます。自動車のキーをまわしてアクセサリー、またはエンジンをかければ自動的に電源が入りますし、また、エンジンを切れば自動的に電源が切れます。エンジンを切ったときに電源を切りたくなければ、画面にタッチするとそのままバッテリーで駆動し続けてくれます。


 電源についてはクルマのシガーソケットに接続することも出来ますし、ACアダプターで家庭用電源から電気をとることも出来ます。また、USBケーブルを準備すればパソコンなどのUSB端子からでも電気をとることが出来ます。

 さらに、この値段でありながら、ワンセグテレビが内蔵されています。感度がどの程度なのかが気になるところです。

 地図データについては2GBの内蔵フラッシュメモリに入っています。今のポータブルナビでは4GBや8GBといったフラッシュメモリに地図データが入るようになってきたので、この製品の2GBというと少々容量的には厳しいところではあります。地図データの鮮明度やアシストしてくれるイラストの種類などがどの程度、充実しているかが気になるところです。地図は2009年にまとめられたゼンリンの地図が搭載されているようです。

 さらに、SDメモリカードを差し込むことが出来ます。SDHCの8GBまで対応しているようです。ここにMP3の音楽データなどを詰め込んでおけば、音楽再生をすることも出来ます。カーナビで案内を受けながらMP3の音楽を聴くようなことが出来るのか否かが商品ページからでは判りません。これが出来れば凄いと思うのですがどうなのでしょう。

JM-43Aの色々な機能

 さRないFMトランスミッターも付いています。トランスミッターで送信するFMの周波数も設定することが出来るようです。カーナビ+MP3再生+FMトランスミッターが全て同時に機能したら申し分ありません。

 色々判らないところもあるのですが、商品を購入してみることにしました。ちょうど、お店に申し込みをしましたので、数日で手元に商品が届くと思います。また商品を使ったら感想を追加したいと思います。

【2009/06/24追記】

 商品が届きました。箱は下の写真のように日本語で表示されていて、日本のメーカーが扱っているだけのことはあると感じました。

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 箱の中から商品をとりだして、ACアダプターで接続しつつ、部屋の中で試しに使ってみました。ポータブルカーナビの中にはACアダプターが別売りになっている商品もありますので、この商品のようにACアダプターが同梱されていると、とても助かります。

 全体的に操作は直感的にできるので使い勝手は良好です。ときどき、画面に表示される文字の日本語訳が今一つの場面も見受けられますが、あまり気になりません。操作感はサクサクとした感じで非常にレスポンスが良いのが特徴です。タッチパネルについてはスタイラスも付属していますが、指でも十分に操作ができました。

 ラフェスタへの装着ですが、円盤系のプラスチックの板をダッシュボードの上に張り付けます。アルコールを染みこませたお手ふきのようなものが同梱されていますので、プラスチックの板を張り付けようとしているところを先によく拭いておくことがコツです。

 この板の上に吸盤を貼り付けてアームをつけるような格好になります。

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 ベタッと両面テープで丸い板を張り付けることになるので、剥がしたときにダッシュボード上に跡が残りそうな感じもしますが、まぁつけっぱなしにしておくことは間違えないので、思い切りよく貼り付けてしまいました。(こちら「iPhoneの車載用アームを購入した」で紹介したiPhone用のスタンドについている吸盤もここに貼り付けることが出来そうです。iPhoneの固定にも使えればこれはこれで良いと思います)

MANDO JM-43A

★カーナビ

 最も最初にGPS電波を捕捉して自車位置を割り出すのには数分程度の時間を要しました。逆に最初に自車位置を理解すると、その後の自車位置の捕捉はさほど時間がかからないようになっています。

 数Kmの距離でしたが初めての場所でカーナビの案内で走ってみました。地図は全体の情報量はHDDカーナビに劣りますがスッキリとしているので見やすい地図だと思います。カーナビとして使用する分には全く不満はありませんでした。曲がる場所の1Kmほど前に最初の案内がありました。内蔵メモリが2GBしかないので、交差点名については音声では案内してくれませんが、画面には表示されますので、こちらを見れば特に困ることは無いでしょう。

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 また、10Kmほどの運転でもナビの機能を使用してみました。ルートの検索は数秒の時間がかかりますが、特別長すぎることもなく許容範囲内だと思います。選ばれるロートについては一般道路を優先させたときは、やはり大きな道を優先する傾向はありますが、安心して走ることが出来る道を選んでくれるので、初めての場所でも安心して使えると思います。もともと選択された道以外を走ると、すぐにリルートが始まります。

 2DINタイプのHDDカーナビ(SANYOのカーナビ)と同時に使ってみましたが、リルートの必要性を判断して再検索を始めるのは、こちらのJM-43Aの方が早かったです。またリルートを始めることを元気に宣言してくれるので、当初の道を外れてしまったこともすぐに気がつくことが出来ます。

 GPSの精度については、かなり高そうな感じがします。曲がる交差点が近づいてきたらタイムリーに案内をしてくれます。GPSの電波が受信できるエリアであれば、あまり心配する必要は無さそうです。まだ、長いトンネルなどは走っていないので、トンネル走行中の走行位置の予測について、どんな感じになるのかは追って確認してみたいと思います。

 → トンネル走行中にどうなるのか確認してみました。場所は首都高速道路の中央環状線(C2)、場所は池袋から首都高新宿線に接続する西新宿ジャンクションまでの間です。ここは最近開通した区間ですが、JM-43Aの地図にはきちんと収録されていました。池袋側からトンネルに入ってみると、最初はトンネルに入ったときの速度と同じ速度でトンネルの中を見事に動いていきました。しかし、しばらく走ったトンネルの中間付近あたりで、同じ場所に停まったままになってしまいました。やはりジャイロなどがなく純粋にGPS信号だけで位置を検出していると、このような長いトンネルはあまり得意ではないようです。

 このカーナビを使って首都高を走ったときに有難いなと思ったのは、3つくらいの先のジャンクションまで、どっち方向に行けばよいのか表示をしておいてくれる点です。私が今まで使ってきた三洋の2DIN型カーナビは次の交差点における挙動しか教えてくれないので、その交差点を曲がるまでは次の交差点でどうすればよいのかが画面表示ではわかりません。しかし、首都高では迅速に車線変更をしておかないと次のジャンクションで目的の方向へと曲がれなくなってしまう可能性があります。道に慣れるまでは便利に使うことができそうです。

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 秩父から自宅までの比較的長距離を本機種の案内に従って走ってみました。国道299号線を走っているときは快調に案内してくれていたのですが、入間市あたりに入ろうかというときに、国道16号線を川越の方角へ曲がれと案内していました。自宅までの距離を見ると48Kmと表示されています。一方で2DIN型の車載ナビを見てみると半分の24Kmと表示されていたので車載ナビに従って運転しました。もしかすると、JM-43Aは圏央道→中央道で帰るルートを選んでいたのかもしれません。設定で「一般優先」としていたので、そんなことは無いはずなのですが、ちょっと釈然としないところです。

 →塩山のあたりから自宅に帰るときに甲州街道を中心とした一般道を使って自宅まで帰りたかったのですが、オートリルートが働いた瞬間に何故か中央道のインターチェンジから中央道に乗るように指示されました。やはり、オートリルートをするときのプログラムのロジックで、設定でどんなに「一般優先」に設定していても、「おすすめ」(または「高速優先」)でルートを選択してしまうようです。これは間違えなく、ソフトウエアの不具合ではないかと思います。道が判っている場所ではそんなに困らないのですが、初めて走るような場所では困惑してしまうので何とかソフトウエアのバージョンアップを実施して欲しいです。

 また、GPSの信号を山の中でロストすると、リルートを開始するのですが、何だか少し離れた場所にいるものと勘違いしてしまっていることがありました。道を走っているとすぐにまた元に戻るのでそんなに大きな実害は無いのですが、ちょっと気になる動作ではあります。

★MP3の音楽を再生しながらカーナビで案内できるか

 もっとも気になっていたMP3の音楽を再生しながらカーナビで案内が出来るか否かですが、これは出来ませんでした。音楽再生画面からメニュー画面に戻ると、音楽は止まってしまいます。また、逆にカーナビ画面からメニュー画面に戻ってもルート案内は止まってしまいます。従って、音楽を聴きながらカーナビの案内をさせることは出来ないようです。

 音楽再生についてはメニュー画面からエンターテイメントを選択し、そのあと音楽再生を指定したところで、インデックスの再構築が30秒ほど実施されます。8GBのSDメモリカードにMP3データを詰め込んでいる状態のため、これだけの時間がかかるのだと思います。この機械、最初にID3タグを全曲分読み取ってインデックスをリビルドしているようです。出来れば、リビルドしたインデックスについてはSDメモリカードに書き加えておいて、SDメモリカードの中に変化がない限りはリビルドのロジックを飛ばすようなロジックになると助かります。もっと低容量のSDメモリカードにジャンル別に音楽を入れて持ち歩いて、必要時にSDメモリカードを差し替えて楽しむという使い方の方があっているかもしれません。

 また、アルバム単位などでシャッフルして演奏することが出来るのですが、SDメモリカードの中全体でシャッフルして演奏するような機能が付いていません。「ジャンル」別にシャッフルして聞く機能はあるので、SDメモリカードの中に入っている曲全部を「JPop」で統一して、SDメモリカードの中全体の曲のシャッフル演奏をさせています。このジャンルについては、大文字と小文字は別のジャンルと判定されてしまいます。私のライブラリでは表記の揺れがあったので、WINDOWSのエクスプローラでSDメモリカードのフォルダを表示させる際に「ジャンル」を表示させて、表記が揺れているところは全て直しました。結構、面倒くさい作業だったので、ID3タグエディターなどを使った方が良かったかもしれません。

 このジャンル別に演奏していても、どこかで休憩して、再度、この機械の電源を入れると、何故か同曲を含むアルバム別の再生モードで演奏が始まってしまいます。再起動した後のプログラムロジックにも不具合があるようです。

★ワンセグの受信感度について

 部屋の中で比べてみると、ワンセグの感度については手持ちの携帯電話(ドコモ N-02A)とほぼ同等に感じました。シャッターを閉めた部屋の中では、シャッターをしていない小さい窓の近くまで行くとワンセグを受信できる程度の感度です。実際に道路を走っているときにはどの程度の割合で受信できるのか気になるところです。

 →
 やはり内蔵のロッドアンテナではクルマで走っていると不安定になってしまう場面が多々あります。この機種は裏面に外付けワンセグアンテナを接続するための端子がついていることが判りましたので、さっそく試してみました。とても受信感度が安定しましたので、こちら(ポータブルナビ(JM-43A)のワンセグ用アンテナ)でレポートします。

★本体スピーカーの音質

 音質については内蔵のスピーカーは人の声の周波数ならばクッキリと聞こえますが、低温域や高温域については省略されているので、音楽を聴くには不十分です。内蔵のFMトランスミッターを使ってカーオーディオで受信した方が良さそうです。このときの受信感度についてはどの程度になるのかは、追ってクルマで確認してみたいと思います。

【2009/06/24追記】

★クルマに付けたときのワンセグの感度

 カーナビを自動車に取り付けて、機能をチェックしてみました。まず最初にワンセグテレビの受信感度をチェックしてみたところ、すでに後部座席へ取り付けていたワンセグ付きDVDプレーヤーと比較して受信感度は悪いようです。DVDプレーヤーの方には外部アンテナを取り付けていますが、JM-43Aには外部アンテナを取り付けていませんので仕方が無いかもしれません。また、内蔵のロッドアンテナも出していない状態での確認です。今度はロッドアンテナを引き出してみて街を走ってみて受信感度をチェックしてみたいと思います。

★FMトランスミッターの送信

 また、トランスミッターのチェックもしてみました。ラフェスタには屋根の上の後ろの方にアンテナがありますので、FMトランスミッターの発信時の出力によっては、受信がうまくいかないかもしれません。こわごわチェックをしてみると、特に感度面では問題が無さそうです。ちょっと音質は「こもった」ような伸びの無い音質で、軽い感じがしてしまうところが残念です。

★動画再生

 動画についてはiPhone用にHandBrakeで作成したMPEG4動画をSDメモリカードに入れて、この機械で再生をしてみました。全く問題なく再生することが出来ます。画質も問題無さそうです。これならば、パソコンで管理しているMPEG4動画をSDメモリカードに入れて、再生をすることが出来そうです。本機に関する商品の感想などを読んでいると、一部に動画を再生しているうちに徐々に遅くなってしまった等の書き込みもありましたが、私が使っている限りは特にそのような事象は発生しませんでした。

★USB接続

 この機械、USB端子が付いています。このUSB端子とパソコンをUSBケーブルで接続すると、この機械のバッテリーに充電することが出来ます。電源を入れると液晶画面にはUSBモードで動作中であることが表示され、操作はできません。従って自動車の中でUSBケーブル経由で電源を供給しながらナビして貰うというような使い方は出来ないようです。クルマの車内で電源を供給する場合にはシガーソケットから電源を供給するようにします。機械に差し込んだUSBケーブルを電源が入ったまま抜くとどうなるかを確認してみると、機械の再起動がかかりました。USBモードで動作しているときにはパソコンから機械の中に入れてあるSDカードの中のファイルを操作することが出来ます。

【2009/08/02追記】

 2009年版の地図が搭載されていることになっていますが、どの程度に出来た道路までが収録されているかが気になっていました。しかし、現実に使ってみるとこの心配は杞憂で、このカーナビを取り付けてから走った道は間違えなく収録されていて、道が無い所を走るようなことは一切ありませんでした。少なくとも、山梨のフルーツライン、日野バイパス、井草トンネル、練馬トンネル等の道路のデータはきちんと収録されています。

フルーツラインを走っているところのカーナビ画面

【2009/08/08追記】

 この商品、液晶画面のコーティング技術が今ひとつで、直射日光などがあたると、画面が非常に見にくくなります。何か反射をおさえてくれるような液晶保護フィルムを買って貼れば改善されるのではないかと思い、楽天市場で昔のiPod用の高級保護フィルムが処分価格で売られているのを見つけて購入しました。

 サイズが多少小さめですが、液晶が付いている部分はギリギリでカバーできているようです。

 商品ページの説明では下記のように書かれていました。

今までの液晶フィルターや液晶表面処理のアンチグレア処理は“光の反射を無くす”のではなく、“乱反射”させて光を拡散させているので、黒が白っぽくなるなど、色そのものの再現度が低くなってしまう現象がありました。光沢液晶保護フィルターを貼ることによって逆に光を積極的に取り入れ、色のニジミを抑制し再現度を向上させ人間の目に自然な美しい艶を与え、まるで印刷物をそのまま貼り付けたように色鮮やかな液晶ディスプレイが再現できます。画面から放射される目に見えない紫外線(UV)を99%カットして、目への負担を軽減します。また、外光や太陽光の紫外線による液晶の劣化を抑制する効果もあり光学製品にも使用できるほどの光線透過率90%の性能を有するため画面も明るく目が疲れにくい体にやさしいフィルターとなっています。

 実際に使ってみた感じも反射光が気にならなくなり使いやすくなりました。

コメント

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