三峰口駅でSL(パレオエクスプレス)を見た

パレオエクスプレス

高崎線の熊谷駅から長瀞や秩父を通り三峰口駅まで運行しているのが秩父鉄道です。この秩父鉄道ではパレオエクスプレスという蒸気機関車で牽引する列車を運行しています。秩父鉄道では都心から一番近い蒸気機関車と宣伝をしていますが、確かに大井川鉄道などに比べれば都心から行きやすいと思います。

このパレオエクスレスは3月中旬から12月中旬の週末や休日にしか運行されていません。また、運行される日も一日一往復しか走りませんので注意が必要です。いつ運行されるかは事前に秩父鉄道の公式サイト(秩父鉄道|都心から一番近い蒸気機関車*パレオエクスプレス)などで確認しておくことをお薦めします。


パレオエクスプレスの見学

そんなパレオエクスプレスを子どもと一緒に見に行ってきました。今回は車(ラフェスタ)で三峰口駅まで直接向かいました。ゴールデンウイーク真っ直中の5月4日に行ってきたので、三峰口駅で駐車場が空いているか否かが非常に不安だったのですが、パレオエクスプレスが三峰口駅に着く前の午後0時30分頃に無事に停めることが出来ました。駐車場は三峰口駅のすぐ横にあります。1回の駐車で500円ということで、駅の窓口に自分で行き自己申告する仕組みになっています。

三峰口の駅舎はそんなに大きくなく、また駅前も食堂などが数件ある程度の、かなり小さな駅前です。

三峰口駅の駅舎

三峰口駅の裏側には歴代の秩父鉄道を走ってきた貨車や電車などを展示している車両公園があります。こちらの様子については別エントリーで紹介します。こちらの車両公園でパレオエクスプレスが到着するまで、子どもを遊ばせておきました。パレオエクスプレスは12時44分の到着予定だったのですが、5分ほど遅れて三峰口駅に到着しました。車両公園から蒸気機関車が良く見えます。ヘッドマークがこどもの日にちなんで鯉のぼりのヘッドマークになっていました。

パレオエクスプレスが三峰口駅へ到着
三峰口駅に入線するC58 363号機

このパレオエクスプレスで使われている蒸気機関車はC58 363号機という機関車です。このSLのことを調べてみると、現在、C58で動態保存されている車輌はこのパレオエクスプレスで使用されている機関車だけなのだそうです。非常に貴重な存在です。

C58 363号機の歴史を調べてみました。C58自体の製造初年1938年です。さらに調べていると、363号機の製造年度は1944年となっていました。今から65年前ということになります。その後、山田線や仙山線、磐越西線、陸羽西線など東北地方のローカル線で活躍したあと、この363号機は1972年に引退、そして吹上小学校というところで静態保存されていました。

その15年後の1987年に整備されて動態保存に切り替えられて、秩父鉄道へ貸し出され、現在は熊谷と三峰口の間でパレオエクスプレスとして活躍しています。

車輌は黒光りがするほど綺麗に磨き上げられていて、とても大切に取り扱われていることが判ります。三峰口駅に着いたあと、機関車だけが切り離されて、いったん、三峰口駅の最も駅舎に近いホームに回送されました。こちらに水を給水するためのホースがあるので、こちらにまずは回送するようです。そして、職員さんがたくさん集まってきて、機関車の整備を始めました。オイルをさしていく人、テンダー車の石炭をなだらかにする人、給水する人、それぞれの人の役割が決まっているようです。こんなに労力がかかってしまうところを見ていると、過去どんどん電車に切り替えられてしまい、蒸気機関車が廃止されてしまったことも、よく理解できます。

C58 363号機を整備する職員の皆さん

やがて、13時20分頃になってから、今度はC58が転車台(ターンテーブル)の方へ回送されてきました。転車台の操縦室に職員さんがスタンバイしますので、これが一つの目安になります。こちらの転車台で今度は熊谷駅方面を先頭にするように蒸気機関車の向きを変えます。大宮に出来た鉄道博物館でも転車台に乗る蒸気機関車の姿を見ることが出来ますが、やはり実際にSLが自走してきて、自分で転車台に乗りグルッと回り走り去っていく場面というのは、こちらで見た方が迫力があります。

C58が転車台に乗るところ
転車台がまわっているところ

三峰口駅でパレオエクスプレスをみたあと、駅前の食堂でちょっと遅めのお昼ご飯を食べました。麦とろ定食980円です。

麦とろ定食

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