鉄道博物館の0系新幹線

鉄道博物館の0系新幹線

先日、さいたま市にある鉄道博物館に行ったところ、ヒストリーゾーンの一番奥のところから続いて、0系新幹線の展示エリアがあることに気がつきました。以前、来たときにはこちらの展示スペースは無かったような気がします。調べてみると2009年の10月21日からあらたに一般公開が始まったようです。

0系新幹線の先頭車

ここで展示されている車両は1964年に東海道新幹線が開業したときに最初に量産化された360台のうちの1両です。この車両は0系の中でも当初の原型の姿をとどめる貴重な車両なのだそうで、JR西日本から譲り受けて今回の鉄道博物館における展示へとつながりました。


この展示室内では単に車両の中に入ることが出来るだけではなく、車両の床下機器や台車なども見学できるように工夫されています。

この0系新幹線は車体の長さがJRの電車の標準の長さである20メートルを上回る25メートルとなっています。そしてレールの幅も在来線が狭軌を採用しているのに対して、これよりも広い標準軌(1435mm)を採用しています。これに伴い車両の幅は2.9メートルから3.4メートルにワイド化されていて、普通車の座席は横に5席あります。

0系新幹線の座席

この0系新幹線は当初の標準車両として実に38次車まで増産されて総数は全部で3216両になりました。また、トンネルを高速に通り抜ける際に気圧の変化で耳ツンにならないように車両は飛行機と同じような気密構造になっています。

また、速度についても開業当初は3時間以上かかっていた東京と新大阪の間が、1986年のダイヤ改正からは最高速度を220Kmに向上したことで、3時間を切ることが出来ました。しかし、その後は100系新幹線や数々の新型新幹線がうまれてきて、0系新幹線は山陽新幹線で短編成の列車としての活躍という形に変わっていき、引退という形になりました。

鉄道博物館の0系新幹線の展示室

0系新幹線はこの交通博物館以外でも青梅鉄道公園や交通科学博物館などでも保存されています。

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