エイベックスの株主限定ライヴが来年から中止

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エイベックス社では上場以来、6月下旬の株主総会の日には必ず株主限定ライヴを実施してきました。

エイベックスに所属するアーチストが何組か出演して実際に株主の前でライヴ演奏を繰り広げてくれます。自分の好きなアーチストであればお金を払ってコンサートを見に行くのですが、なかなか自分の世代の人では行かないような有名アーチストや新人アーチストのコンサートは見る機会がありません。

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avexの株主優待ライブは楽しみなイベント

このエイベックスの株主限定ライヴでは、そんな日ごろは自分ではなかなか生で見ることができないアーチストのライヴを楽しむことができるので、とても貴重なイベントでした。ここ数年は毎年見に行っています。

avexの株主限定シークレットライヴ(2010)を見てきました

株主優待ライブが中止に

残念ながらこの株主限定ライヴが今年の6月27日に、さいたまスーパーアリーナで実施したものを最後にして来年からは中止にすることが発表されてしまいました。


参加者が増えて開催するための費用がかさんでしまったほか、参加の権利がインターネットで売買されてしまい株主総会の運営に支障が出たことを理由にしています。公式サイトを確認してみると以下の4点が中止の理由として発表されていました。

  1. 当社の株主総会出席者数は、「株主限定ライヴ」の開催により年々増加しており、近年においては会場の確保が困難になってきたこと
  2. 大規模化により、入場に非常に多くの時間を要する等、株主の皆様にご不便をおかけしている状況であること
  3. 大規模化により、コストが増加傾向にあること
  4. 株主総会及び「株主限定ライヴ」に出席するための必要書類である議決権行使書の不正利用(インターネットオークションでの売買等)の問題が顕在化しており、本来あるべき株主総会の運営に支障をきたす状況となっていること

この株主限定ライヴが目当てで株を持っていた人も多かったはずで、手放す人も出てくると思います。この時期に発表したのはそんな株式を手放す人に対する配慮だったようです。ちょうど、エイベックスの株価は悪いときで800円前後だったものが今は1100円から1200円程度の値段になっていて上がっているので、今回のニュースリリースを発表するタイミングとしては良かったのかもしれません。

今でもa-nationのチケット優先予約を株主に対する特典として実施していますが、今後はこのような施策を充実していくと発表しています。今回の告知では「いったん、とりやめ」という表現を使っているので、ぜひ創立30周年などを機に再開してほしいと思います。

【2022/07/24追記】

avexの株主優待ライブのその後

avexの株主総会が開催されたあとに実施されていたライブがその後どうなったのかを調べてみると、例えば2019年にはミニライブという形で開催されていたようです。しかし、その後は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり休止状態で、現在は、映像配信サービスの「dTV」、音楽配信サービスの「AWA」が一定期間無料になる視聴クーポンコードの配布に留まっているようです。

コメント

  1. 臨機応変? より:

    avexから第22期株主総会と株主限定ライヴの案内が来た

    Photo by jetalone  avexと言えば、浜崎あゆみ、倖田來未、大塚愛、TRFなど、国内の有名アーチストが多数在籍するレコード会社です。この…