日本の国債の格下げに伴う住宅ローンの危険度

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みずほ

 現在、メガバンク3行における変動金利型の住宅ローンの割合が全体の9割を超えるというダイヤモンドの記事がありました。

 以前は固定金利型ローンの補完的位置づけであったはずの変動金利型のローンがいつの間にか主役になってしまいました。短期プライムレートの引き下げにより金利で見ると変動金利型の方がお得のように見えてしまいます。三菱東京UFJ銀行で掲示されている金利を見てみると、

 変動金利型         1.275%
 当初10年間固定金利型 2.300%
 フラット35(固定金利型) 3.13%

となっていました。


 やはり、この金利の差を見てみると、変動金利に心が動いてしまいます。変動金利に関するリスクは何と言っても、この先、金利が上がってしまうかもしれないリスクをどう考えるかです。

 私自身は三菱東京UFJ銀行の固定金利型ローンを10年近く前に借りました。かなり低い金利で借りることが出来たのですが、それでもこの10年間の推移だけを見てみると、変動金利で借りていた方が金利負担はお得でした。ちょっと悔しい気持ちもします。ただ、この先もずっと低金利の状態が続くとも限りません。1990年代の初めには変動金利が8%前後にまで上昇したこともあったそうです。

 ダイヤモンドオンラインによれば、アメリカの格付け会社が1月に決定した日本の国債の格下げは、長い目で見ると長期金利の上昇につながる恐れがあることに警鐘をならしています。また、日本経済新聞では今日のWEB上の記事で、「長期金利、日米欧で上昇鮮明 リスク資産にシフト」という記事が出ていました。今後の金利の動向が気になるところです。

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