トラックの東北無料化措置は8月末で打ち切り

いわき-高速道路

 中型車以上で実施されている東北地域の高速道路無料化措置は、予定通りに8月末で打ち切りとして延長は実施しないことで方針を固めたようです。22日に実施される有識者の委員会で意見を聞いてから、23日の閣議の後で開催される記者会見の席上で大臣から正式に発表される予定だということです。


 今回は震災とは全く関係のないトラックがこの制度を悪用したこと、および予算の手当てが出来る見込みがないため、9月以降は延長しないこととしました。目的外使用のトラックが発生し、警告をしたあとも目的外使用のトラックが一向に減らなかったことは非常に残念なことだと思います。制度を悪用した事業者を取り締まることは出来なかったのでしょうか。なんだか、悪用したもの勝ちのような形になってしまったことが残念です。

 特に無料化エリアの最南端にある常磐自動車道の水戸インターチェンジでは東京方面から来たトラックがこちらのインターチェンジでいったん一般道へおりて、ここでUターンし、そしてまたインターチェンジに入って東京方面に向かっていくという光景が頻繁に見られたそうです。水戸インターチェンジで調査をしたところ、中型車のうち12%から14%程度はUターンをしていたという調査結果があります。これはかなり高い率です。トラックによってはUターンをするためにコンビニの駐車場を横切っていくクルマもあったと言います。これによりそのコンビニでは一般の利用客が減り売り上げが減ってしまったそうです。

 一方で、被災・罹災証明書を持っている被災者向けの東北地方高速道路無料化措置については予定通りに一年間継続される予定です。
 当初は東北地方の高速道路について、東北地方の復興のために全車種について無料化するという動きもありましたが、こちらも予算のメドが立たないために見送られる公算が強いようです。

高速道路無料化の徹底検証―高速道路の現状と環境未来像
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