日立がテレビの自社生産から撤退

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日立がテレビの自社生産から撤退

 日立製作所が2011年中にテレビの自社生産から撤退するという記事が日経新聞のWebサイトに載っていました。50年以上のテレビ自社生産から撤退するというのは大胆な対策だと思います。最近の薄型テレビについては、値下がりが顕著です。


 32インチの液晶テレビでは少し前まで10万円前後という値段だったのではないかと思っていましたが、今では5万円を下回ることが最近では当たり前になってきました。あまりにも急速な値下がりが繰り広げられていますので、もはや国内で自社生産というのはコスト的に追随できなくなってしまったのでしょう。

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 すでに日立製作所では海外へ生産拠点を移してきましたが、現時点では日本国内では岐阜工場でHDD内蔵の薄型テレビなどを製造しているそうです。この岐阜工場でもテレビの生産をやめることについて検討をしています。ワールドビジネスサテライトの報道によれば、岐阜工場自身は他の部品などの製造を行うことで、雇用はそのまま継続していくと説明していました。

 生産拠点については台湾や中国に移し、日立製作所のWoooのブランドによるテレビの販売は続けるようです。ただ、家電量販店に行っても日立のテレビ売り場の面積はかなり狭いということをワールドビジネスサテライトでも実際に取材して解説していました。今後、日立のWoooというブランド力がどこまで高めることが出来るのかが鍵になりそうです。

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