スマートフォンとビッグデータ

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ノートパソコン

 日経新聞に「一歩誤れば監視社会、センサーのデータをどう扱う」という記事がありました。

 色々なところにセンサーを設置して、ここから集められる膨大な量のデータを解析、そして人々にとって有用な情報を得るということが成功すると、大きなビジネスチャンスになります。


 このことから、ビッグデータに関して、最近、注目が集められています。雑誌などでも特集されることが多くなりました。
 身近なところで、最近感心したのは、iPhoneの地図情報に交通渋滞の情報が提供されるようになったことです。これはiPhoneなどが持っているGPSを受信したことによって得られる位置情報をもとに解析されているのだそうです。

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 iPhoneを持っている人の中には、オフィスにいる人、歩いている人、走っている人、自転車に乗っている人、クルマに乗っている人など、色々な人がいるはずです。これらの膨大なデータの中から交通情報の提供に必要なデータを瞬時に拾い出して、提供するというのは、ものすごいことだと思います。

 このように考えると、スマートフォンというのは、センサーとしては特に注目すべき装置だと思います。GPSのほかに、マイク、カメラなど、色々な機能が内蔵されています。これらのデータについて、個人情報を隠蔽しながら有用な用途が広がると、大きな展開があるかもしれません。

 日経新聞にはほかにも、体温計、血圧計、冷蔵庫、テレビ、カーナビ、洗濯機、エアコンなど、身の回りにある、ありとあらゆるものが、ネットワークにつながることで、優秀なセンサーとして機能する可能性があることを示唆していました。

 日本の家電業界はテレビや洗濯機などの単品売りの世界では新興国の猛烈な値下げ競争で体力を消耗して、厳しい決算になってしまっていますが、このようなセンサーからの情報を分析して新たな情報を導き出す世界では大きな商機があるかもしれません。

 今後の展開が非常に期待できる分野だと思います。

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