楽天が11月から送料込み料金へ表示統一へ

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梨 宅急便

 朝日新聞デジタルによると、楽天市場で表示される価格を「送料込み」の価格に統一していく方針を決めたそうです。現在の楽天市場はショッピングモールに参加しているお店に送料込みの価格で表示するのか、送料別の価格で表示するのかは一任されています。

 そのため、楽天市場で商品の検索を実施すると、送料込みのお店と送料別のお店が混在して表示されるため、一目見ただけでは、どのお店が実質的に1番安いのかが判りません。

 1番安いお店のサイトを開いてみて、その価格に送料を足してみて、どのお店が1番安いか探すような形になります。1万円以上程度の買い物をする場合には、だいたいどのお店も送料込みの価格で表示されるようになるので、お店の比較は簡単なのですが、数千円の買い物だと少しやっかいになります。

 一方でamazonについては、自社で発送する商品については送料込みの値段で表示されているため、判りやすいのが消費者に好まれているのは事実です。ただ、2種類の商品を購入する場合には、何となく送料を二重に徴収されているような感じもして、何となく割高になっているのではないかという気もします。

 数点の商品を購入する場合には、楽天市場の送料別のお店で購入した方がトータルで見ると割安になる機会が多々ありました。

 今回、楽天が送料込みで価格を表示するとすれば、この複数の商品を購入した際の価格がどのように表示されるのかが気になります。

 今回の施策については消費者が判りやすいようになるというメリットのほか、楽天にとっても送料分の価格が商品価格に算入されることで、楽天に入る手数料収入が増えるというメリットもあるようです。朝日新聞の記事によれば、楽天のシステム側で送料込みの価格を表示するわけではなく、お店に対して送料込みの価格表示を要請するようです。お店がこれに従う形になるのか否か、今後が気になります。

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