電気自動車のベンチャー企業が苦境

たま – 電気自動車

 電気自動車を開発、販売するために起業したベンチャーが苦しい状況になっていると、日経ビジネスオンラインで報じられていました。

 ガソリン自動車はエンジンやトランスミッションなど複雑で多くの部品を必要としていました。しかし、電気自動車はモーターとインバーター、バッテリーなどを組み合わせれば、ガソリン車よりは容易に開発できそうな雰囲気があります。

 そんなところから、今までのガソリン自動車と比較すると、部品を買い揃えてくれば、其れなりの電気自動車が出来上がるので、ベンチャー企業が成功する可能性も高いと見る向きもあったのですが、そんなに簡単なことでもないのかもしれません。

 コンピュータの世界では、大型汎用機と言われるものは、ベンチャー企業が開発できるようなものではありませんでしたが、パーソナルコンピュータの世界は例えばアップル社がそうであったように、ベンチャー企業が成功した例があります。

 デジタル家電の分野では一時はダイナコネクティブなどのベンチャー企業が現れて注目を浴びる場面もありましたが、その後は外国から安く輸入されて来る商品と日本の大手メーカーの商品が強くなっています。

 電気自動車については、その市場がなかなか、大きく立ち上がらないこと、そして、品質問題で厳しい状況になっていると解説されていました。

 フィスカーオートモーティブ社では昨年の12月に電池の不具合によるリコール、そして、今年3月の雑誌のテストで不具合が発生し、品質に対して懸念されているとのことです。

 リチウムイオン電池などのバッテリーについては、普通の電気製品でも事故が発生し、バッテリーの交換が行われる事態に発展していることが多々あります。まだ、非常に安定した品質の商品を大量に製造する技術が一部のメーカーでしか確立していないのかもしれません。

 このバッテリーのような部品を大量にのっけなければいけない電気自動車のような商品は、その品質管理にも独特なノウハウが必要なのだと思います。また、ボディの構造などは安全に最大限の留意をしなければ人命に影響する可能性も電気自動車にはあります。このような点が、秋葉原で売られている部材を組み合わせて作ることができるパソコンとは、少し性質が違うのかもしれません。

 これから、間違えなく、電気自動車は普及していくものと思いますが、どの会社がこの分野で主導権を握っていくのかが気になるところです。

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