電子書籍の寿命

電子書籍

 来年の3月末に楽天の電子書籍サービスであるRabooが終了することが発表されました。サービスが終了すると、いったい何が起こるのが、楽天の発表の中身を確認してみました。

 すると、既に電子書籍リーダーにダウンロードしたものは、サービスが終了したあとも、その電子書籍リーダーで読み続けることができるそうです。しかし、2013年4月以降には同じコンテンツを再度ダウンロードすることができません。従って、購入した電子書籍をサービス側に預けたままにしてある分については、必ずダウンロードしなければ、そのまま消滅してしまいます。

 もしも、リーダーの容量以上の電子書籍を持っていた場合には、リーダーにすべてをダウンロードすることができませんので、こちらの場合はダウンロードできなかった分が消滅してしまうことになります。

 文字主体の書籍であれば容量が小さめなので、リーダーのメモリ容量がいっぱいになるほど本を購入していることはまず無いと思うのですが、コミックなどグラフィック主体のコンテンツでは、大きな容量を必要とします。利用者からの反発があるのではないかと気にかかります。

 楽天では今回、二種類の特典を準備しています

  ・購入したコンテンツの金額に対して10%相当の楽天スーパーポイントプレゼント
  ・全員に楽天スーパーポイント200ポイントプレゼント

 上記に加えて、楽天Koboへ移行する場合には追加のプレゼントが準備されています。

  ・Rabooサービスでのコンテンツ購入代金の40%相当の楽天スーパーポイントプレゼント
  ・kobo Touch 3,000円割引クーポンプレゼント

 これらのプレゼントについては、利用している機種、利用した金額、利用した時期などに、色々な条件が設けられているので、楽天の公式サイトで確認をお願いします。

 こちらの楽天Rabooは、2011年8月に始まったばかりのサービスです。楽天Koboの電子書籍サービスを立ち上げたため、二つのサービスを並存させることはできない事情はよくわかるのですが、Rabooを閉鎖させてしまったことは、非常に残念なことだと思いました。

 今は日本においては電子書籍市場がやっと立ち上がったばかりですし、楽天もKoboを全力で対応しているところです。そこで、こんなに簡単に電子書籍サービスは終わってしまうという印象を消費者に与えてしまうことは、大きな損失だと思います。

 やはり、消費者に安心してもらうためには、RabooのサービスをKoboのサービスに統合するという形にしなければいけなかったと思います。

 どんな会社でも未来永劫、必ず存続が保証されているような会社はありません。特に最近は技術やビジネスの仕組みの変化が非常に激しいので、会社の流行り廃りは短いサイクルで発生するかもしれません。

 消費者にとっては、きちんとコンテンツを保証してもらうことが必要です。たとえば、株券については、ネット取引をしても「証券保管振替機構」がしっかりと株を管理してくれています。もしもネット証券会社が潰れてしまったとしても大丈夫です。電子書籍についても、株のネット取引と同じような仕組みを立ち上げることが、消費者の保護のためには必要だと思います。

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