日産リーフは若干の伸び悩み

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リーフ

 日産自動車が販売している電気自動車のリーフは2012年に前年比50%増の販売台数を達成すべく販売活動が続けられてきましたが、残念ながら前年比22%増加の26,973台にとどまってしまったそうです。

 特に値段の高さから、なかなか需要が喚起できないと分析しており、エントリーモデルの価格を大きく値下げするとことを決めました。今までの米国販売価格を6000ドル以上値下げして、29,650ドルとするそうです。今回の値下げにより、アメリカては米国で最も価格が安い5人乗りEVとなるようです。


 2012年は円高が進行して採算が悪化、結果、価格が高止まりして消費者から敬遠されるという格好になりましたが、組み立てとバッテリーの生産を日本から米国に移すことで価格の引き下げが出来るようにすることを検討しています。

 あまり販売好調とは言えないリーフではありますが、最近は街中で見かける機会がとても増えてきました。また、高速道路のサービスエリアや一般道沿いの色々な施設でも、徐々に充電器を備えたところが増えてきています。じっくりとしたスピードではありますが、着実に電気自動車を購入することへの不安も取り除けてきていると思います。

 ガソリン税を払う必要がないことも手伝って、圧倒的に燃料費が安くて済むというメリットがありますので、近距離の往復でクルマを使う機会が多い用途には、これから先、売れ行きが回復する希望は多くあると思います。

 今後の発表を楽しみに待ちたいと思います。

【2013/01/20追記】

 日本でも日産リーフの値下げに関する発表がありました。

 国の補助金78万円を受けた場合の実質的な購入価格はもっとも廉価なモデルで、従来よりも約28万円安くなった221万3000円です。4月からの値下げを計画しています。

 補助金適用後の価格とはいえ、221万円ならば同クラスのガソリン自動車の値段にかなり近づいてきたのではないでしょうか。

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