AMのラジオ局がFM化を検討中

ラジオ

現在はAMの電波を使ってラジオ放送を行っている、文化放送、TBSラジオ、ニッポン放送などが、FMラジオへの移行を検討しているようです。最近では、高層ビルが電波を遮るなどの理由で、AMラジオ局の経営環境が悪化しているのが理由のようです。

今回、このような検討ができるようになった背景は、テレビがデジタル化されたことによって、従来のアナログテレビで使っていた周波数が余ったことによります。特にラジオ局が狙っている帯域はV-LOWと呼ばれている帯域です。東京で言えば、昔、NHK総合やNHK教育が使っていた周波数を指しているのでしょう。

また、東京周辺のラジオ局だけではなく、大阪やその他の地域のラジオ局も検討を進めているようですので、あと何年かすると、AMラジオ放送は風前の灯になるのかもしれません。

もし、FM放送に移行するとしても、地上デジタルテレビテレビが始まったときのように、最初のうちは従来のAM放送も並行して流す方式が有力です。

少し心配なのは、ラジオ放送の受信装置です。単に現在のFM放送の規格に移行してくれれば良いのですが、FM電波を使ったデジタル放送をする方向で検討が進んでいます。アナログよりもデジタルの方が音質が良い上に圧縮技術を駆使すれば搬送する周波数帯も少なくて済むので有力な案ではありますが、現在のラジオ受信機では対応していないものがほとんどです。

例えば、クルマに設置してあるラジオでは、並行移行期間が終わってしまうと、現在のAM放送が聞けなくなってしまう可能性があります。

さらには、既存のFM局にとっても、AMから移行してきたラジオ局の方が音質が良くなってしまうと、死活問題になってしまうので、やはりデジタル化に向けた検討を進めることになるのでしょう。

今後の動きが気になるニュースでした。

(20130313追記)

3月12日のニッポン放送社長の定例記者会見で、

・FM放送の活用を検討すること
・今後もAM放送は継続すること
・デジタルラジオへの移行は当面見送ること

について考えを示したという報道がありました。当面は現行の放送受信機器がそのまま使えるので、良い落とし所なのではないかと思います。

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