開かずの踏み切り(竹ノ塚大踏切)

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竹の塚大踏切

最近は線路と道路が立体交差化される事業が各地で行われているので、開かずの踏切の数が本当に減ってきたと思います。事業にたいへんに多額のお金がかかるものと思いますが、移動にかかる待ち時間の経済損失は非常に大きいと思いますので、立体交差化の工事は大歓迎です。

そんな状況にもかかわらず、東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)竹ノ塚駅の横にある踏切はすさまじいものでした。当然のごとく踏切があかないのですが、それだけではなく、2人のガードマンが配置されています。また、案内放送が流されていました。

竹ノ塚駅 大踏切

電車が近づいてくると、

・しばらくお待ちください

・踏み切りのくぐり抜けはご遠慮ください

・お急ぎの場合は竹ノ塚駅寄りのエレベーター付き歩道橋をご利用ください

と案内放送が流れます。案内放送が流れる踏切ははじめてです。

駅の横にある踏切は、電車が駅にとまるために徐行するので、どうしても通過に時間がかかります。すると、反対方向から電車が近づいてきてしまい、踏切があきません。

竹ノ塚駅

竹の塚駅よりのエレベーター付き歩道橋とはどんなものなのか見てみると、確かにありました。こちらになります。

竹ノ塚大踏切のエレベーター付き歩道橋

 

こちらの歩道橋は人だけではなく、自転車ものせることが出来るようになっていました。

竹ノ塚大踏切は以前は踏切保安係が手動で踏切の操作を行う第一種乙と呼ばれる踏切だったそうです。自動ではなかなか開いている時間を確保出来ないので苦肉の策だったのではないかと思います。こちらの記事を見ると、かなり職人芸的な開け閉めが行われていたことが判ります。

【竹ノ塚の踏切事故】踏切のおじさんを信頼して、感謝していた私が思うこと。 – 【あ。これ、おいしい!】お取り寄せグルメ&レシピ – 楽天ブログ(Blog)

しかし、踏切保安係の操作ミスで大きな人身事故が発生してしまったため、自動化されました。また、2008年にいはエレベーター付きの歩道橋が完成しています。

そして、総工費540億円をかけて2020年の完成を目指し、立体交差化工事が実施されるそうです。

【平成29年2月18日追記】

その後、立体化工事は順調に行われて、まずは2016年5月から一線が高架化されました。

「開かず」緩和へ 竹ノ塚踏切、まず1線が5月29日から高架に 東武 | 乗りものニュース
5月29日の始発電車から、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・竹ノ塚駅付近の、下りの特急・急行列車などが走る線路が高架に切り替わります。

往復走っている電車のうち、片側が高架化されるだけでも、踏切が開いている時間はずいぶん増えるはずです。今後のすべての立体化が楽しみです。

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