小平市計画道路3・2・8号 府中所沢線の計画見直し有無をめぐる住民投票

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府中街道は多摩南北道路の中でも重要な幹線の一つですが、青梅街道と交差する部分がジグザグ上になっていて、青梅街道および府中街道の両方が渋滞してしまう箇所となっています。これを解消するために府中街道に沿って小平市計画道路3・2・8号という道路の建設が計画されています。計画の概要はこちらのページが判りやすいです。

☆小平3・2・8号線とは – 府中所沢線ホームページ

この道路は途中、玉川上水と交差するのですが、その交差部分では貴重な緑が失われてしまったり、小平中央公園横の雑木林が削られたりすることで住人から計画に対する大規模な反対運動が行われています。

都市計画道路小平3・3・8号府中所沢線をご存じですか?: 都道小平3・3・8号線計画を考えるブログ

この小平市計画道路の計画見直しをするか否かについて住民投票を5月26日(日曜日)に実施しています。東京都内の自治体で住民投票が行われるのは、これが初めてのことだそうです。

住民投票の結果はどれだけの威力があるのか調べてみたのですが、残念ながら法的拘束力は無いのだそうです。

投票率50%以上ないと「開票できない」 小平市「住民投票」に問題はないか?(弁護士ドットコム) – goo ニュース

市民の声を直接集めているのに、法的拘束力が無いというのは意外でした。しかし、開票結果は政策に対しては非常に参考になるはずです。

私自身はこの周辺を通過する際に渋滞に巻き込まれることも多いので、出来れば現計画のままで建設された方が便利にはなるのですが、今回の住民投票実施については小平市のやり方がいかがなものかと思います。

小平市の小林市長が「投票率が50%を下回った場合は市民の総意としての意見ではないので開票する必要はない」という論理で、投票率が50%の成立要件を加える条例改正案をあとから市議会に提出、可決されました。「投票に行かない」ということ自体が「この問題については賛成、反対どちらでも良い」という意志の現れであるので、「市民の総意としての意見ではない」という判断をするのは不思議な感じがします。

この小林市長が当選した市長選の投票率でさえ37.28%にしかなっていません。この論理が正しいのであれば、市長選も市民の総意としての意見ではないので開票する必要は無いということになり、市長選の結果も見直すべきではないかと思います。これに対して小林市長は「人を選ぶ選挙と、市民の発議で問題を明確化した投票は性格が違う。選挙は非常に拘束力が強いが、住民投票はあまり制約がない」と説明しているようです。

投票は午後8時に締め切られます。午後6時現在の投票率が小平市の公式サイトで公開されていました。

【中間:18時現在】
住民投票当日有権者数71,120人73,904人145,024人
投票者数16,292人17,698人33,990人
投票率22.91%23.95%23.44%

これによると、残り2時間しかないのに、まだ23.44%の投票率にしか達していません。これでは、50%を超えるのはかなり困難なことなのではないかと思います。投票率が何%になったかは、26日の夜に発表されるようです。

小平市には今まで良いイメージを持っていたのですが、今回のドタバタ劇でイメージがずいぶん変わりました。

【2013/05/27追記】

開票結果が公式サイトで公開されました。

【確定】
投票当日有権者数71,120人73,904人145,024人
投票所投票者数19,190人20,977人40,167人
期日前投票者数4,695人5,915人10,610人
不在者投票者数108人125人233人
投票者総数23,993人27,017人51,010人
投票率33.74%36.56%35.17%
投票率が50%に満たなかったため、開票は行いません。

今回は投票率が35.17%となったので開票は実施されませんでした。まさに市側の思惑のとおりと言っても過言ではないでしょう。ただ、市長選の37.28%に近い投票率なので、市民の関心が非常に高かったことは事実です。

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