4Kテレビは普及するのか

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家電エコポイントでアナログテレビから薄型大画面デジタルテレビへの移行が急ピッチで進んだ結果、現在はテレビの需要が低迷してしまい、国内の家電大手各社は需要を喚起するための技術開発に力を入れています。

最初は3D機能を盛り込んで、テレビに付加価値を付けて、需要を伸ばそうとしましたが、残念ながら需要が伸びることはありませんでした。リビングや寝室で、テレビをみるときに、3Dメガネをかけるというのは、ライフスタイルに合わないということなのでしょう。

そして、最近の風潮は4K、8Kといった高解像度化による画質の向上の路線です。解像度は現在のHD、4K、8Kで、それぞれ下記のようになります。

HD 1920×1080
4K 3840×2160
8K 7680×4320

海外では4KのことをUHDと呼ぶことが定着してきているようです。

日本国内では4Kの映像を取り扱う本格的な商用サービスが2013年にも始まる見込みです。また、海外においても、例えば韓国では公共放送局で4K映像の配信実験が始まっています。

現在のHD画質であっても、従来のアナログ放送と比較すると、雲泥の差で画質が良くなりました。今でも大画面テレビでアナログからデジタルに変換された解像度の低い映像を見ることがあるのですが、映像がボヤッとしてしまっていて、あまり見れたものではありません。

ところが、これがHD画質になると、細部まで確認することが出来て、一般的な用途では解像度的にはこれ以上は必要無いのではないかとも思います。現在、40から42インチのテレビで放送を見ているのですが、70インチなどのサイズになって来ると、もしかしたら不満も出てくるのかもしれません。日経の記事には100インチ以上の画面でこそ4K映像の画質が活きてくるのだそうです。

地上デジタル放送では伝送帯域の問題で、4Kや8Kの画質の放送を始めるのは、たやすくはないものと思われます。一方で衛星放送やCATVでは放送帯域を確保しやすいとも言えます。

また、映像の圧縮技術についても、MPEG2からH264/MPEG4AVCなどの規格に乗り換えることにより、狭い帯域上により多くの映像データを流すことができるようになります。さらには、圧縮率の向上が期待できるH265という次世代規格も固まりました。技術的には4Kや8Kが普及するのに必要なバックグラウンドは徐々に揃ってきたと言えます。

単にテレビで放送を見る現在の延長での理解では、あまり4Kや8Kの映像技術が進歩しても関係ないような気がしますが、例えば壁一面がスクリーンになって、そこに新聞を映して読む、また別の一角では子どもが絵本を映して読んでいるといった使い方ができるのかもしれません。

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