借り換えよりお得に住宅ローンの金利を変更する手続きをしました

サイト運営費捻出のため広告を使用しています
東京駅
スポンサーリンク

銀行からの金利変更の勧誘電話

今年の1月からときどき、三菱東京UFJ銀行から電話がかかってきていました。三菱東京UFJ三菱銀行からは住宅ローンを借りていたのですが、これをさらに金利の安いタイプに乗り換えないかという勧誘の電話でした。

住宅ローン借り換えの勧誘がありました

最初に勧誘を受けた際に具体的なシミュレーションシートも郵送して貰ったのですが、その際は10年固定で金利が2%弱になるという案内でした。その際は内容を見てもさほどのメリットは無かったので、そのまま、ほかの金融機関の商品と比較してみようぐらいの感覚でそのままスルーしていました。

住宅ローン金利のさらなる低下

ところが、最近は増税の影響もあり、首都圏のマンションの供給戸数が大幅に減少しています。なんと、平成26年4月から6月までの3ヶ月間は供給戸数が前年同期比で26%も減少してしまったそうです。これに伴い、金融機関各行も住宅ローンの新規貸出額が減少しています。採算性を重視して各行とも金利をやや高めに設定していたものの、最近の需要減に伴い金利を低く抑えて顧客を囲い込む必要が出てきました。

大手5銀行の住宅ローン金利、りそな銀行をのぞく4行について8月適用分から主力の10年固定型の最優遇金利を7月より0.05%から0.1%引き下げて過去最低の水準になりました。現在の金利水準は採算的に下限という声、まだ貸し出し動向次第では一段の引き下げがあると見る声の二種類が混在している状況です。

こちらは財形住宅金融の公式サイトに掲載されていた財住金フラット35および財形住宅融資の金利の推移です。

金利動向

こちらの財形住宅金融は勤務している会社が提携していて、かつ住宅財形に加入していると借りることができる住宅ローンで会社によっては利子補給を実施しているところもありますので、利用できるのであれば有利になるケースが多いローンです。この金利の推移を見ても、現在は金利がかなり底になっていることが分かります。

金利の変更

このような状況にありますので、この機会に住宅ローンについて、金利タイプを変更しておくことにしました。登記の費用などは一切かからず、1万円少しの手数料だけで金利タイプを変更できます。現在は10年固定で前回よりもかなり低めの金利を提示されました。現在借り入れをしている金利と比較すると、かなりの金利低下です。

他金融機関との比較

この金利がどの程度、他の金融機関と比較して有利なのかも調べてみました。

たとえば楽天銀行が借り換えのために準備している金利は下記のようになっています。

楽天銀行の借り換え向け貸出金利

2014年8月1日現在の10年固定の基準金利は1.508%でした。細かな注意書きを見ると、「他行口座を返済口座に指定した場合は、年0.3%の金利が上乗せとなります」というものもありました。楽天銀行に給与口座の切り替えなどをしなければいけません。他に事務手数料や団信費用などのことを考えると、同じ三菱東京UFJ銀行のままで金利変更の手続きだけをした方がお得のように見えます。

フラット35への借り換えなどいろいろなケースが想定されると思いますが、こちらの記事も参考になりました。

☆2/2 住宅ローン返済 賢い借り換え3つの裏ワザ [住宅ローンの選び方] All About

借り換えでは金利だけではなく手数料などにも注意

金融機関によっては単に事務手数料がかかるだけではなく、登記の費用などが別に必要になるケースもあるようで、その場合は数十万円の費用がかかることもあるようです。従って、単に表面的な金利の情報だけではなく、借り換えにかかる費用がいくらかかるのかも合わせてよく調べておく必要があります。

いろいろと研究した結果、金利変更の手続きをすることにしました。今回は月々の返済額は変えずに返済期間を短くして貰いました。元金均等返済という方式をとってもらっているので、常に元金を一定の金額で返していく形になります。従って残債に応じて金利部分が変動しますので、これから毎月毎月、徐々に返済額は減っていきます。

契約手続き実行

先日、窓口に行って契約の手続きも済ませてきました。時間にして30分間ほどでしたが、非常に丁寧に説明をしてくれました。

これから先、まだ金利は下がる可能性はありますが、大きく下がることは考えにくいと思い、今回は金利タイプの変更をしました。今後の金利がどう変動するのかは、あまり気にしないようにしたいと思います。

【2014/10/06追記】

その後の金利の動向

やはり金利がその後、どういう動向で動いていくのかが気になります。9月の各金融機関の金利は少し下がりましたが、10月の金利はまた上がりました。こちらにわかりやすい金融機関ごとの比較があります。

2014年10月 住宅ローン金利比較!大手銀行が10年固定金利を引き上げ! – マネー報道 MoneyReport

こちらの比較では保証料を金利に換算した上で比較しているので、銀行が発表している金利よりも少し高いように見えます。

【2020/08/21追記】

金利変更の後、繰り上げ返済もしながら、住宅ローンを全て返済しました。やはり、金利変更手続きで金利を下げ、返却期間をグッと短縮できたのが大きかったと思います。

最後の繰上げ返済は一気に完済しないで、1ヶ月分だけ返済を残すようにしました。詳しくはこちらで。

コメント