中野サンプラザを解体、再開発することを中野区が発表

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中野サンプラザ

JR中央線、中野駅の北口すぐのところにある中野サンプラザが解体されることが中野区から発表されました。新たな大型複合施設を10年後にはオープンさせたい考えのようです。

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中野サンプラザの歴史

中野サンプラザは1973年6月1日に開館しました。すでに40年近くが経っています。最初は全国勤労青少年会館という名前でした。こちらは旧労働者管轄の雇用促進事業団が作った施設で、2003年までは若者向けの職業相談も行われていたそうです。

館内は2000人以上が収容できるコンサートホールや宿泊施設、レストラン、ボーリング場などがあります。

このコンサートホールは日本武道館や日比谷野外音楽堂などと同様に若者に受け入れられて、人気がありました。1970年代から80年代のアイドルブームでは、よくこの中野サンプラザを利用したコンサートが開催されていました。

その後、中野区や金融機関、企業などが出資して作られた会社に売却されて、2004年からはほの会社で運営されています。

中野駅の北口は駅ビルの建築も含めた、大規模な再開発計画があります。中野サンプラザのほか、隣接している区役所も解体し、2万平方メートルのエリアで再開発を実施する計画です。

新しい複合施設では現在と同等、またはそれよりも大きいホールや民間企業が入るオフィス用のフロアなどが計画おり、具体的にはこれから詰められると報道されていました。区役所は現在の位置から100メートルほど離れた場所に建設されるようです。

中野駅は新宿駅からも近く交通の便が良いです。その中野駅の駅前のエリアになりますので、新しい複合施設もそのコンセプトによっては、たくさんの集客効果や企業の誘致などが見込まれると思います。

【2019/08/29追記】

中野サンプラザは解体の方向へ

その後、建て替え構想自体が焦点になり区長選が実施されるなどして議論が続けられていましたが、結局は解体することで新しい区長も意思決定したようです。もともとは公約に構想の凍結と再検証を掲げていました。

酒井区長は11日の区議会定例会で、現在の建物を改修して15年存続させた場合には、約32億円の経費がかかるとの試算を示したうえで、「存続は経営的に非常に厳しい」と説明しました。

2024年前後に後継施設がオープンする形でこれから計画が進められることになります。

【2023年7月2日追記】

中野サンプラザが閉館

開館50周年を迎えたばかりの中野サンプラザですが、7月2日についに閉館しました。最終日は山下達郎さんのコンサートが開催されました。山下達郎さんは1980年に最初の大ヒットとなった「RIDE ON TIME」コンサートの会場として使用して以来、ずっと愛してきた場所です。

サンプラザが閉館した後は、2028年の開業を目指して、高層タワーや7000人収容の巨大なホールができます。

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