東京から東西南北に放射状に伸びる道は交通量も多いですが比較的整備された道も多く移動が比較的快適です。
多摩地域でもこの傾向は変わりなく、東西に伸びる道路は、甲州街道、東八道路、人見街道、連雀通り、五日市街道、青梅街道などの道路があります。
しかし、南北をつなぐ道路はあまり快適に走ることがありませんでした。よく整備された道路を走ろうと思えば、渋滞覚悟で環八に出るしか無かったと思います。
南北道路の改善
ところが最近になってようやく事情が変わってきました。大きな変化としては、調布保谷線が開通したことがあります。この道は甲州街道の下石原交番前(現在は下石原交差点に改称)から新座市と西東京市の市境までを一気に結んでくれる道路で、下石原から中央道の下までの区間を除くと片側2車線で高規格な道路が整備されています。
道幅の広さに驚愕
特に歩道や自転車通行帯の幅の広さには驚くばかりです。古くから使われている伏見通りの部分を除くと、比較的、道が空いているのも特質すべきポイントです。道の両側に大型店舗がまだほとんどできていないことも、道が空いている理由の一つだと思います。
自宅から大泉インター、新座、志木、清瀬、所沢、狭山までの移動時間が削減されました。
北は新座市境まで
残念ながら新座市境までしか道は繋がっていませんし、その先には住宅街が広がっていますので、その先はそんなに簡単には開通しない様子が見えます。従って、その先は少し細い道を使わなくてはいけません。
埼玉県新座市にもこの先の道路計画はあるのですが、今のところは本格的に始動していないように見えます。関越道の新座スマートインターチェンジが出来て、この道から簡単に行くことができるようになれば、ずいぶん楽になりますし、練馬インターチェンジ周辺や谷原交差点の渋滞緩和に大きな効果があると思います。
【2021年8月24日追記】
現在は新座市境まで片側二車線化されてさらに快適になりました。
西東京3・2・6号調布保谷線 4車線で交通開放
暫定2車線となっている保谷第一小学校付近から埼玉県境までの約1.1キロメートル
令和3年5月10日(月曜日)から順次車線を切り替え
5月17日(月曜日)に4車線での交通開放を完了https://t.co/wGNzH3J5Np pic.twitter.com/g7vphfkM7F— 道路開通情報 (@road_open) April 28, 2021
また、県道36号保谷志木線までの延伸が事業認可されました。
6月22日に事業認可された新座3・4・1号保谷朝霞線(保谷志木線以南) 進捗状況
調布保谷線を埼玉方面へ延伸する道路。
事業認可されたばかりなので用地買収はありませんが現況を見てきました。
一部で反対運動も起きている模様。 pic.twitter.com/vvS2mhiPB8— 275きろぼると (@275kV) August 21, 2020
ゆくゆくは国道254号線(川越街道)まで接続される計画です。
関越道のう回路
また、一般道だけで高麗川、ときがわ町、小川町などに出るときに経由すると便利な道として、「埼玉県道126号所沢堀兼狭山線」があります。
開通した所沢堀兼狭山線。
久々の自転車にて。 pic.twitter.com/4vRJkA6NFL— 🎯シンヤ (@aj0068) April 28, 2013
新座市境からこの道に出るときには、北側突端を右折して少し細い道を通り産業道路に出て、城前橋、本郷、東所沢のルートで行くと渋滞に合う確率が減り快適です。
関越道が練馬から高坂サービスエリアまで渋滞しているような場合には、このルートで嵐山小川インターなどまでバイパスしてしまうこともできるようになりました。
今後、日本は人口減でこれ以上の道路への投資は必要かという議論もありますが、住宅街を抜け道として使うクルマを少しでも減らすために、高規格な幹線道路は計画的に整備して欲しいところです。
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