住宅街の道路にオービスを設置

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住宅地

よく、高速道路や幹線道路にオービスという自動的にスピード違反のクルマのスピードを計測して写真を撮る装置が設置されています。オービスが設置されている箇所では、知っている人は速度を落としますので設置による一定の効果はあります。私自身もクルマにレーダー探知機を装着していますので、オービスの設置エリアが近づくと音声で教えてくれます。

しかし、本当に歩行者が危ないのは抜け道などで使われてしまう住宅街の道です。道幅が狭いのに明らかに制限速度以上のスピードてで通行するクルマと出くわすことも多く、危ないと感じたことがある人はとても多いのではないかと思います。狭い路地から誰かが飛び出してくるかもしれないなど、「かもしれない運転」をしていたら絶対に出せないスピードを出しているのがとても気になります。このような生活道路での事故は年間13万7000件が発生しているということですので、かなりの数にのぼっています。

このような住宅街を走るクルマも今後はオービスで取り締まることが決まりました。すでに埼玉県では新たに開発された小型のオービスが設置されています。高速道路などに設置されているオービスと同様に自動撮影機能が付いています。写真で見ると歩行者用信号機のようなスタイルでした。車輪が付いていて移動できるタイプのものもあります。このオービスをさいたま市内の道路に設置したところ、クルマの平均速度が39.3Km/hから38.0Km/hに落ちました。

オービス以外にもあえて段差を道路につけておいたり、プラスチック製のポールを立ててあえてクルマが通り抜ける道幅を狭くしたりして、クルマの速度を落とさせるような取り組みも行われています。道路の特性によっていろいろな手段が選択されていると思いますが、どの程度の速度抑止効果や交通事故防止効果があるのか気になるところです。

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