中央道で右側付加車線方式の実験

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富士山と高速道路

二車線道路が一部だけ広い場所で三車線に増える場合、通常は左側の車線を増やすことが多いと思います。例えば、上り坂では登坂車線を作り、遅いクルマは登坂車線に車線変更させることで、クルマの流れをスムーズにします。

しかし、遅いクルマが狙い通りに登坂車線を使ってくれないことも多々あります。そうすると、何が起こるかというと、遅いクルマの後ろでイライラしていたドライバーが登坂車線を使って、左側から遅いクルマを追い越すような事象が発生します。

しかし、左車線からの追い越しは本来は危険ですので、できればそのような運転を助長するような道路の構造にはしたくありません。

そこで、NEXCO中日本では中央自動車道の多治見インターチェンジから小牧東インターチェンジの間の下り線上り坂区間で、現在の登坂車線方式から右側付加車線方式に変更してクルマの流れがどう変化するか実験を行うことを発表しました。

  

確かにゆっくりと走りたい人が登坂車線に車線変更する善意に頼るよりも、急ぎたい人が車線変更をして遅いクルマを追い越すような形になりますので、付加車線方式の方が合理的に思えます。

今回の試行により、どんな結果が出るのかが大変に楽しみです。事故の削減等の具体的な効果が見えれば、付加車線方式は増えていくのではないでしょうか。

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