最新スマホに飛びつかなくなった日本人の購買動向

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iphone 5s

昔はガラケーで電話をしている人がほとんどでしたが、ここ数年間でスマホを使う人の数が非常に増えました。AppleのiPhoneが火をつけたといっても過言ではないでしょう。すでに電話をする用途で使う割合は減ってきていて、小さなインターネット端末としてメールやLineのコミュニケーション、ブラウザでの情報収集、アプリ使用、カメラ撮影など、非常に多様な使い方がされています。大別すると、スマホのOSとしてはiOS搭載機とAndroid搭載機に分かれますが、特に日本人はiPhoneを使っている人が多いです。

そんな状況の中で日経IT-Proに興味深い記事がありました。最近のアンケート調査によると外国人と比較して日本人はスマホの新製品に飛びつかなくなっている傾向が強くデバイスの購入意欲が他国に比べて低いそうです。今後12ヶ月以内に購入する可能性があるデバイスは何か?という問いに対して、「いずれも当てはまらない」という解凍が67%にも達したことが紹介されていました。市場に出たらすぐに最新のデバイスを買うと解凍した人は全体の1%、非常に気に入った場合、最新のデバイスを購入すると答えた人は14%にしかなりません。イギリスやフランス、ドイツなどと比較して半分程度にしかならないそうです。

なぜこのような傾向が出てくるかの一つの要因として、日本における2年縛りというキャリアによる悪しき慣習が根付いているようにも思います。新製品が出て買い換えたいと思っても、月賦がまだ残っている状況で機種変更をしたら残りの月々割も得られなくなってしまいます。これは消費者にとってはとても不利な条件になってしまいます。また、所得に占める通信費の割合も大きくて、簡単に端末本体を買い換えることもできません。

また、私自身もそうなのですが、iPhone5sが一つの完成系となっており、発売から2年以上が経過した今でも、現役としてまだまだ使うことができます。最近、iPhone SEが新発売されましたが、あえて買い換える必要も感じません。スピードも機能的にもiPhone5sで十分です。これはiPhone6以降でサイズは大きくなったものの、機能的には大きな進歩が無いところにも起因していると思います。

国内で2013年以前に手に入れた機種を利用している人の割合は54%です。日本人は他国と比較すると古い機種を大切に使っている傾向があります。この2013年というのがiPhone5sが発売された年になります。私自身も2013年以前に手に入れた機種を利用していることになります。以前はOSやアプリの機能がどんどん進化して、古いハードを2年も使うと遅くて使い物にならなくなってしまっていました。また、ハードの性能も日進月歩で早くなっていました。

ところが、現在はOSやアプリの機能の進化もそれほど激しくなくなり、2年前の機種であるiPhone5sでも問題なく使い続けることができます。最新の機種に飛びつく必要自体がありません。

私自身、少なくともあと1年以上はiPhone5sのままでいけるのではないかと思っています。

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