米国アップル社が1月~3月期決算で13年ぶりの減収

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iphone SE

日経新聞を読んでいると、アップルに関する少し残念な報道がありました。4月26日にアップル社より発表された2016年1月から3月期の売上高が前年同期比でマイナスになってしまったという報道です。売り上げは前年同期比13%減の505億5700万ドルになりました。

2001年に発売が開始されたiPodや2007年に発売が開始されたiPhoneで大きなヒットを飛ばすなどで、アップル社は売り上げを拡大し続けてきましたが、13年ぶりに減収という形になってしまいました。特にiPhone6で大画面化したことにより売り上げが好調だったことが今年に入ってから売れ行きが冷え込んだことが減収の大きな理由の一つとされています。また、ドル高による海外での収益が目減りしたことも理由としてあげられていました。アップル社は為替の変動があると、いち早く販売価格に転嫁しているように思っていたのですが、それでも急激な為替変動があると影響を受けてしまうのでしょう。

2010年にタブレット市場を切り開いたiPadが発売されました。そして、Apple Watchを発売するに至っていますが、iPhoneの売り上げ低下をカバーするまでの商品になっていません。

今年3月には液晶画面が小さめのiPhone SEを発売しました。こちらも、iPhone 5sとサイズは同じであるにもかかわらず、性能はiPhone 6sにも匹敵すると言われていて魅力的な商品ではありますが、革新性はあまり感じないので、iPhone SEだけでアップル社全体として大きく売り上げが回復するということは無いかもしれません。

Apple Watchをより魅力的な商品に仕上げるなど、iPhone以外の次のヒット商品を育てていけないと、ここまで順調に売り上げを伸ばしてきた勢いを維持することは困難でしょう。今後、アップル社からどんな商品が発表されるのか、非常に楽しみです。

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