PC-DEPOTの高額請求問題にみるインターネットの凄さ

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最近、関東ではいろいろなところで見るようになったPC-DEPOTが話題になっています。もともとはパソコンや周辺機器、パーツなどを販売しているお店でしたが、最近ではHDDデータ復旧サービスやサポートサービスなどに力を入れるようになっています。

以前はパソコンは一部のマニアが利用する印象が強かったのですが、今ではスマホやタブレットに至るまで非常に身近な存在になってきました。スマホやタブレットも一見は使いやすくなってはいますが、何か慣れないことをしようとすると初心者は壁にぶち当たることが多いことも事実です。そんなときに身近に聞ける人がいれば良いのですが、気軽に聞ける人がいない場合には、このようなお店でやっているサポートサービスにも一定の需要があるのではないかと思います。

今回話題になっているのはある人がTwitter上で呟いたことが発端になりました。その内容は、「80過ぎの独居老人である父が、PCデポに毎月1万5千円の高額サポート契約を結ばされてました。解約に行ったら契約解除料10万円を支払わされました」という内容です。証拠に契約解除料「10万円」のレシート画像も添付されていました。

パソコンの修理のために一人暮らしの父親がPC-DEPOTのお店に行った際にファミリーワイドプランというサポート契約をしました。この契約にはiPad Airなどの様々なオプションが付けられていたそうです。そして月々1万5000円もの支払いを行う内容になっていました。解除料として20万円を支払うことが求められて最終的には10万円を払うことになったそうです。

ここまでの情報では酷い契約だと思います。ただ、もしかすると月々の支払いの中にiPad Airの本体料金も月賦で支払うような料金体系になっていたとしたら、この程度の解除料がかかるのかもしれないような気はします。問題は最初のサポート契約を結ぶ際にどんなやり取りが店員との間であったかではないかと思います。iPad Airなど必要ないものを言葉巧みに売りつけたのであれば大きな問題となるでしょう。すでにPC-DEPOT側も公式サイトにコメントを掲載していますが、この辺の細かい事情については伏せられています。

また、もう一つ怖いと思ったのはインターネット、特にSNSの威力です。簡単に投稿することができて、しかもそれを見た人が共感すればすぐに広まっていってしまいます。ブランドイメージを大切にしなければいけない企業にとっても、死活問題につながるかもしれません。例えば、ペヤングソース焼きそばで虫が混入していた件も似ているのではないかと思いました。ペヤングの場合は主力商品のソース焼きそばを販売自粛する結果になっています。

まずは企業としてできることは最前線の現場の顧客対応などで誠実に対応することが一番ですが、このような状況に陥ってしまった場合は真実をできるだけ早い段階で情報公開し、消費者の誤解を解いていく必要があるのではないかと思います。すでに8月8日ごろに1500円ほどあった株価が現在は1000円強まで落ちています。Yahoo!ニュースにまで掲載されてしまったので、もし経緯等に誤解があれば今後更なる情報公開を進めるのではないかと思います。

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