米マイクロソフトのOSに頼らない事業構造への転換で業績改善

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Windowsに代表されるパソコンの基本ソフト、そしてOfficeといったアプリケーションが大きな収益源であった米マイクロソフト社は、パソコン需要の低迷により業績に影響が出ていました。

そこで、マイクロソフト社ではパソコンの基本ソフトに頼らない事業の構造転換を進めていましたが、その効果が出始めて、2017年4月から6月までの業績では、前年同期と比較して純利益が2倍の65億1300万ドルになりました。

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クラウド部門の躍進

特にクラウド部門については売上高が前年同期比で11%増、アジュールは97%増でした。また、クラウド経由で業務ソフトを提供する部門ではOffice365の効果などで売上高が前年同期比21%増、逆にWindowsと端末事業を実施している部門では前年同期比で売上高が2%減りました。

最近では個人用途ではパソコンを利用する機会が本当に減りました。ちょっとした調べ物であればスマホで十分です。また、自宅で落ち着いて調べ物をしたり何か文書を書く際にも、iPad等のタブレット単体、またはキーボードを接続すれば十分な環境ができてしまいます。

アプリはスマホやタブレットの方が手軽に入手できますので、特に不便に感じる局面も無くなりました。もちろん、タブレットやスマホではiOSやAndroidなど、Windows以外の基本ソフトが入っていることが多いため、マイクロソフトの収益にあまり影響しません。

今後もパソコン関係の事業は伸び悩んでしまうのではないかと思います。

2017年1月期から3月期でマイクロソフト社のクラウドシェアは12.3%で二位となっています。鮮やかな業態変更だと思います。

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