TOHOシネマズのレイトショーで映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟 」を鑑賞

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府中のTOHOシネマズで実施していた土曜日のレイトショーで映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を鑑賞しました。原作は東野圭吾の世界累計900万部を超える小説です。午後9時25分から11時45分までの時間帯です。

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府中のくるる

府中の駅近くにある「くるる」というショッピングセンターに映画館が併設されています。午後9時前に駐車場に着きました。映画を一本鑑賞すると3時間まで駐車料金が無料になります。

そのままエレベータで五階にある映画館まで行き、定時に始まった映画を観てきました。

豊後高田市

この映画、九州、大分にある豊後高田市でロケが実施されています。今年、豊後高田市に行く機会があったのですが、ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケを実施していることが盛んに宣伝されていました。こちらがロケ地マップです。


舞台は時折という名前の街になっていました。静岡県にあるという想定になっているようです。

ナミエ雑貨店

最初に1960年代のナミエ雑貨店が輝いていた1960年代の様子が映し出されます。そこは昭和の時代が見事に再現されていました。普通、昭和レトロな世界はセピア色の雰囲気に描かれることが多いと思うのですが、とても明るい雰囲気で描かれていたのが印象的でした。もちろん、ここでは豊後高田のボンネットバスも登場します。

2012年

続いて時代は2012年になり、若者三名が強盗をして逃げてくるところになります。この時期は2012年です。三名は駐車場に停めていたクルマに乗り込み逃げようとしますが、バッテリーか上がってしまっていてエンジンがかかりません。

その時、若者の1人が下見の時に逃げ込める空き家を見つけたと言い出し、そちらに3人は走って行き逃げ込みます。その逃げ込んだ空き家が、元ナミヤ百貨店です。最初はなぜ3人が強盗をしたのかがまったくその背景が分かりません。

不思議な出来事

三人は一晩、その廃屋で過ごしますが、ここで不思議な起こります。まずは、魚屋ミュージシャンからの手紙です。シャッターにある郵便受けからポトっと手紙が落ちてきました。3人はその手紙の中を読みます。その中には「昨日、ジョンレノンが死にました」という文章がありました。ジョンレノンが亡くなったのは1980年12月8日ですので、この手紙は1980年12月9日に書かれたということになります。スマホで調べてみると、このナミヤ雑貨店で店主が悩み相談をしていたことがわかりました。手紙の返事をお店の外にある牛乳箱に入れておけば相談者が手紙を持っていくようです。なぜ32年前の世界から手紙が舞い込んでくるのかが分からないままその手紙の返事を書きます。

こうして返事を書いていくうちに、点でしかなかったいくつかの出来事が面でつながっていき、ラストへとつながっていく見事な構成になっていました。

手紙が32年前の世界とやりとりできるということは本当はあり得ないということは分かりつつ、心温まるストーリーで良い映画でした。ナミヤ雑貨店の店主を演じた西田敏行の演技も素晴らしいです。

【2018/12/15追記】

先日、豊後高田に行く機会があったので、ロケ地を見学しました。

こちらは、ロケ地とは別に観光用に期間限定で開設されている店舗です。

こちらは実際に撮影が行われた場所です。現在は駐車場になっています。

実際にARを使ってナミヤ雑貨店の建物の映像を重ね合わせるとこのようになります。たしかにそこに建物があるように見えるのは面白いです。

昭和ロマン蔵には映画で使われた実際の看板も展示されていました。

看板には東野圭吾のサインがあります。

映画に出てきたボンネットバスも普段は昭和ロマン蔵に保存されています。

週末などには名物の車掌さんを乗せて昭和の街をこのバスが巡回しています。

【2019/04/28追記】

ゴールデンウイークにJR高崎線本庄駅すぐ近くにある埼玉グランドホテル本庄に宿泊する機会がありました。

たまたま予約したプランがVOD見放題というプランでしたので、部屋でVODの作品一覧を見てみると、ナミヤ雑貨店の奇蹟がありました。ただ、映画を見始めると、なんだか雰囲気か違います。東野圭吾の作品であることに間違えはないのですか、中国版の映画でした。台詞は全て中国語です。字幕か日本語で入るのでテレビから目を離せませんでした。

ストーリーは日本版と同じところもあれば、違うところもあります。ただ、作品としてはよく再現されていました。1つの完成形だと思います。

【2019/06/29追記】

昨晩、日本テレビ系列の金曜ロードショーで、ナミヤ雑貨店の奇蹟が放送されました。映画館で見たときから時間が経っていたので、ストーリーの中で忘れかけていた部分がたくさんありました。また、きちんとストーリーが思い出せたのは良かったです。通常、地上波で映画が放送されるときにはエンドロールの部分が省略されたり、別の映像に差し替えられていることが多いと思うのですが、今回は少し短縮されていたとはいえ、しっかりと放送されていました。

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