楽天とウォルマートが提携して日本でネットスーパーを実現へ

1月26日に楽天は米国ウォルマートストアーズと電子商取引分野で提携することを発表しました。楽天は3大キャリアに続いて携帯電話の回線事業者になるという報道発表をした際に大きく値を落としてしまいましたが、今回の発表については好感されて少し値を戻しました。

回線事業者の件に関しては、今から投資をしてサービスを提供するのは現実感が無いという反応を市場を受けてしまいましたが、今回のウォルマートとの提携については、本業にも通じる話しで、今後の事業の成長につながると市場は判断したのでしょう。

実は数日前に現代ビジネスで「アマゾンが西友、ファミリマートを買収する日」という記事が出ていました。国内の大きな小売店にとっては、アマゾンの台頭により自分たちの将来に暗雲が立ち込めていると予想していたのではないかと思います。アマゾンと提携すれば飲み込まれてしまうので、国内のネットショッピングで力を持っている楽天と提携するというのは理にかなった判断であるように思います。

今回の業務提携によって、楽天西友ネットスーパーという形で今年の7月から9月ごろにインターネット上にお店が開店することになります。さらには年内にはネットスーパーの専用配送拠点を設けるとのことなので、かなり力が入っていることが判ります。逆に米国ではウォルマートの実店舗やオンライン店舗で電子書籍サービスの楽天Koboの独占販売をすることにしています。楽天としてはKindleに劣勢になっているKoboの巻き返しを図っていきたい気持ちが強いことを感じさせます。

既に西友はDeNAと共同運営してネットスーパーを2013年から営業していますが、今度は楽天と提携して新しいサイトをオープンします。単に生鮮食品や日用品を売るのにとどまらず、カット野菜や半調理品を扱うとしていますので、これが消費者にどう受け入れられるのかが気になるところです。

楽天は先日もビックカメラとの提携を発表しましたが、もしかすると仮想商店街に関しては、大きな実店舗を持っている企業と提携してネットモールを作るというビジネスモデルを加速させようとしているのかもしれません。

もちろん、楽天にとっても大きなライバルはAmazonという形になります。楽天は金融事業や格安スマホ事業等、ネットショッピング以外の事業を伸ばす努力をしていますが、やはり本業のネットショッピングに関しても頑張ってほしいところです。ビックカメラとの提携、そして今回のウォルマートとの提携により売上にどのように寄与していくのかが気になるところです。

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