楽天が携帯電話参入で東電の設備利用を発表

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楽天は携帯電話事業に参入することを発表していましたが、最大6000億円という投資額が想定以上に少なかったことから、市場では少し無謀な計画ではないかと冷ややかな視線で見られていました。

しかし、楽天は3月6日に新たな発表をしました。東京電力が保有している設備を利用して通信ネットワークを構築するとしています。

東電の送電鉄塔や配電柱、建物の屋上などを基地局として整備して、用地の買収や建設などにかかるコストを削減するのが目的です。関東を中心にして、500から1000箇所を借り受けて基地局を整備する形になります。今回の提携により、楽天としては最大で300億円の投資が軽減できるとしています。

東電については設備を貸すことで新たな収益が生まれるので、楽天との間ではwin-winの関係になれたのではないかと思います。

楽天自体は全国に設備を作っていかなければいけませんので、東電との提携だけではまだまだ不足です。他の電力会社との提携交渉も進めていくのではないでしょうか。

今回の発表により当初よりは現実味が増してきたと市場が判断した結果だと思うのですが、楽天の株価は3月7日の取引開始から多少上がりました。ただ、微妙な値動きなので、投資家からみるとまだ半信半疑といったところなのでしょう。

今後の楽天の動きが気になるところです。

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