さくらインターネットにおける北海道胆振東部地震の影響

さくらインターネットでは2011年から石狩データセンターを運用しています。北海道の石狩が選ばれた理由の一つは北海道の冷涼な気候を活用した外気冷房により、ほぼ通念にわたってサーバールームの外気冷房が可能な点です。これにより空調にかかる消費電力を大幅に削減しています。

ほかに、広い土地が確保できること、地震・津波・液状化の災害リスクが低いこと、人口の多い札幌市が近いので人財確保がしやすいことなどが、あげられていました。

石狩地域は当時、「今後30年間で震度6以上の地震が発生する確率が0.1%~3%と低い」と評価されていたよです。

しかし、2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響により、北海道電力から受けていた特別高圧送電が停止したことにより外部からの電源供給が受けられない状況になりました。

この際にUPSの切り替え障害が発生し一部のサーバーで障害がありましたが、非常用発電装置を稼働させたことにより、9月8日に復電するまでの60時間近く、外部電源に頼らずに運用を継続させることができました。

主にUPSでは非常用発電装置による電力供給までの電源供給を担って、非常用電源装置では48時間程度の燃料を備蓄しておくのが一般的だそうです。石狩データセンターで最初に何日分の燃料が備蓄されていたかは判りませんが、その後は1週間分の燃料が確保できたことが発表されています。

さくらインターネットではこちらのブログも含めた40万以上にもなるレンタルサーバーのユーザー、メルカリやマネーフォワードなどのサービス事業者、官公庁や学術機関など、様々な利用者が設備を利用しているので、もしもデータセンターに大きな被害があった場合には、大変な状況になっていたものと思います。

石狩地方は災害の発生リスクが低いとされながらも、BCPの対策を事前に適切に準備し、さらに地震の発生後も適切に実行できたことは見習うべき点が多いと思います。

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