成績がふるわないAIが運用する日本株投資信託

新聞を見ていると、「AI投信、ただ今学習中。期待に反しマイナス運用、日本株分析に苦戦」という興味深い記事がありました。

日経平均株価は年初来で2%安なのに対して、AIが運用する日本株投資信託の平均はマイナス8%になってしまっているのだそうです。これでは、単純な日経平均株価と連動したインデックス投信の方がAI投信よりも成績が良かったことになってしまいます。

AI投信にもいろいろな種類があるようなのですが、この比較ではファンドマネージャーなどの人間の判断を介していない、AIがデータ分析や銘柄選びなどを実施する商品、約20本が対象になっています。

この20本の中でも傾向として、日本株で運用するタイプの投資信託はマイナス幅が大きく、米国株などグローバル株式に投資するものは平均ではプラスになっているということでした。この比較については、米国株式相場が年初来でどう推移しているかの記載はなかったので、単純に日本株と米国等グローバル株式の運用実績を比較するのはどうかとも思いました。

やはり、最初の日経平均株価の推移よりもAIが運用する日本株投資信託の運用成績が悪いというのはショッキングな実績です。それだけ、いろいろな環境の変化を受けて株価は推移しているということなのでしょう。どんな情報をAIに与えて学習していけばよいのかということ自体も、さらに研究が必要なのかもしれません。

AIがこのまま役立たずで終わるということはなく、2045年と言われている技術的特異点(シンギュラリティ)に向けて、AIは進化を続けることは間違えありません。AIが運用する投資信託の商品間で競争が起こるような世の中になるのかもしれませんし、はたまた、やはり人間のファンドマネージャーによる判断を入れた方が良いという結論になるのかもしれません。

今後の技術開発が金融商品にどのように影響を与えていくのか、気になるところです。

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