テレビ放送はいよいよ、12月1日から8Kの時代を本格的に迎えます。NHKで12月1日からBS8Kが本放送を開始するためです。
そして、この本放送の開始日、午後1時10分からスタンリーキューブリック監督の「2001年宇宙の旅」が放送されることになりました。1968年に公開された作品で、かれこれ50年前の作品ということになります。
こんなに古い作品で本当に8K放送に耐える画質が確保できるのかと少し心配になったのですが、当時35mmのフィルムが主流だった中で、最高のクオリティが得られる70mmのフィルムを利用しているため、4Kを超えるクオリティが確保されているのだそうです。
今は映画館における上映もデジタルが主流です。35mmフイルムの解像度が再現できる2Kのデジタルが使われることが多いようです。
50年も前に上映された作品が今の映画館よりも精細な画像で上映されていたというのはすごいことだと思います。
現時点では映画館でも70mmのフィルムを再生できるところは限られていることから、この最高クオリティで「2001年宇宙の旅」をみることがほぼできなくなってしまっているとのことです。
今回はNHKがワーナーブラザースに声をかけて今回の放送が実現したとのことです。2001年宇宙の旅を選択するあたり、NHKもセンスが良いと思いました。
ただ、残念ながら私の場合は自宅のテレビはフルハイビジョンにしか対応しておらず、8Kはおろか4Kにすら対応していません。きっと、電気量販店の店頭やNHKの放送センターなどに行くと、8Kの映像を見ることができると思いますので、確認したいと思います。
来年3月に向けては、ミュージカルを映画化した、オードリヘップバーン主演のマイフェアレディが8K化されます。こちらも楽しみにしたいと思います。
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