さくらインターネットのバックアップ&ステージング機能を活用

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さくらインターネットが2018年1月から株式会社ユニマルと業務提携して、レンタルサーバー利用者向けの新機能として、バックアップ&ステージング powered by Snapupというサービスを提供しています。レンタルサーバーの利用者であれば無料で使うことができる上、バックアップ先の別のディスクは別ディスクが割り当てられるため、ユーザーの領域を圧迫しないことが大きなメリットです。

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サービス提供後、1年間使えなかったわけ

こちらのブログもさくらインターネットのレンタルサーバーを使って提供しているので、同機能を利用することが本来はできます。しかし、ある制約があって今まで使うことができませんでした。バックアップについてはWORDPRESSのプラグインを使って実施しています。

ホームページスペースのゴミ掃除

その制約とはバックアップの容量が30GBまでと決まっているためです。私がさくらインターネットと契約しているレンタルサーバーの契約はプレミアムというプランで、ホームページの容量として200GBまで利用することができます。そのうち、130GBほど使ってしまっていました。

しかし、年末年始の休暇を使って、レンタルサーバーのホームページスペースを大掃除しました。具体的にはディレクトリの中を見ていって、大きな残骸がそのまま残っていないかをチェックし、それが不要なものであれば削除するということを続けていきました。

特に以前使っていたWORDPRESSのバックアッププラグインが作ってしまったGBオーダーの一時ファイルが大量に残っていて、これらを削除していくことで、随分、容量を節約することができ、結局、130GBほど使っていた容量が35GB程度の利用料まで減りました。

レンタルサーバーのダウングレードは断念

レンタルサーバーのスタンダードプランであっても100GBまで利用することができるので、この際、プレミアムからスタンダードにダウングレードしようかとも思ったのですが、さくらインターネットではサーバー乗換となってしまい手軽にダウングレードすることができず、データベースも含めて移行しなければいけないことが判り、ダウングレードは断念しました。年間の使用料が1万円ほど安くなるはずだったので残念です。

バックアップ&ステージング機能を使ってみる

35GBと言えば、バックアップ&ステージング機能の制約である30GBまであと少しです。WORDPRESSの記事に未添付なのだけれどもサーバー上に残ってしまっているメディアを一気に削除すれば容量をさらに節約できそうだったのですが、必要なものまで消してしまうことが心配で、この作業はまだ行っていません。

一旦は、一部だけでもバックアップを試してみることにしました。バックアップ時に自分が使っているサーバー全体をバックアップする、WORDPRESSの構成情報を自動検出してバックアップする、ディレクトリを指定してバックアップするの三種類の中から好きなものを選ぶことができるようになっています。

まずはサーバー全体をバックアップすることを試してみましたが容量不足で異常終了しました。次にWORDPRESSの構成を検出させようとしましたが、これはダンマリになってしまって応答を得られなかったので断念しました。三つ目にディレクトリ単位でバックアップする機能を使ってみたところ、こちらは正常に終了しました。サーバー上に二つのブログがあり、それぞれ別のディレクトリで構成しているのですが、そのうちの一つのディレクトリだけを指定してみました。

WordPressの構成を検出してバックアップできなかったわけ

なぜ、WORDPRESSの構成を検出できなかったのか理由を調べてみました。Snapupは直接のサービス提供もしているので、そちらのサポート情報を調べてみました。すると正常に完了しない構成例が記載されていました。

(1)wp-contentディレクトリがコアファイルフォルダの外に出ている場合
wp-contentフォルダが外部に存在する場合、正しく処理が実行できません。

(2)サイトURLとWordPressURLのドメインが異なる場合
管理画面で設定しているWordPressアドレスとサイトアドレスのドメインが異なる場合、正しく処理が実行できません。

(3)入れ子になっているWPサイトがある場合
?wp/
?wp/wp-child
という2つのwpサイトが存在する場合、親であるwp/のみをWordPressとして認識します。データベースはwpが接続しているもののみデータを取得します。

(4)マルチサイト機能を利用している場合
スナップショットは取得できますが、リリースをすると表示がおかしくなります。

(5)各種プラグインの挙動について

本サービスでは全てのプラグインの動作を検証しておりません。
プラグインの処理やデータ保存方法によっては、スナップショット移行後に正常に動作しない可能性もあります。

確かにこの中に当てはまりそうなものがあるので、今後の機能拡充で対応してくれることを待ちたいと思います。現在はデータベースの方をバックアップ&ステージング機能を使ってはバックアップできていないので、この機能でバックアップできると安心です。

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