朝の連続テレビ小説「まんぷく」の最終回は歩行者天国での成功という結末に

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朝の連続テレビ小説「まんぷく」が本日、最終回を迎えました。日清食品のチキンラーメンに続いて、カップヌードルの成功を題材にしています。最終回では歩行者天国における試食販売で人気に火がついたという設定になっていました。

たしかに銀座の歩行者天国で、カップヌードルの試食販売は非常に人気だったようなのですが、実はこれだけで火がついたわけではありません。なかなか人気に火がつかず、店頭販売以外に自動販売機での販売にも力を入れたと聞きます。

現在でもレトロ自動販売機を扱っているようなコーナーでは、カップヌードルの自動販売機が置いてあることがあります。購入した際に熱湯も入れてくれるので、即座に暖かいラーメンを食べられるという面では魅力的な機械だったのではないかと思います。

本当は浅間山荘事件で警察官がカップヌードルが食べられていたのを見て、中継を見ていた視聴者の間で話題になったことが大きな要因だと言われています。この浅間山荘事件は国民の関心が非常に高かったため、報道番組の最高視聴率が89.7%になったと言われています。この報道の中で国民の9割がテレビを通じて警察官等がカップヌードルを食べる姿を見たのはたしかに効果が大きかったのでしょう。

なぜ、現場でカップヌードルが好まれたのかというと、この時期の浅間山荘周辺は氷点下15度にもなる厳しい寒さだったため、オニギリやお弁当は凍ってしまったので、カップヌードルが非常に重宝されたそうです。

今回もこのエピソードは紹介されるのではないかと思っていたのですが、この件は紹介されませんでした。

浅間山荘事件はやはり朝の連続テレビ小説には合わないと判断されたのでしょう。

ちょうど、このあと、コンビニエンスストアが全国に出店を始めます。このコンビニで若者がカップヌードルを買って自宅で食べるというライフスタイルも徐々に浸透したようです。このような時代の変化の中でカップヌードルは大きなヒット商品になりました。

日本でこのような時代を先取りした商品が新開発されたというのは素晴らしいことだと思います。

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