日清のチキンラーメンが市場最高の売り上げを達成

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日清食品が2018年度は「チキンラーメン」が史上最高売上を達成したことを発表しました。2019年3月1日に年度累計の売り上げが過去最高の記録を超えたそうです。Yahoo!ニュースでは2月の中旬くらいには「「チキンラーメン売り切れ」報告相次ぐ 「まんぷく」効果? シリーズ売上、過去最高更新へ」という記事が掲載されていたので、相当の売れ行きだったのでしょう。2月11日週は例年の2.2倍の売り上げを記録したという記事もありました。

確かに、NHKの朝の連続テレビ小説「まんぷく」を見ていると、無性にチキンラーメンを食べたくなることがあります。この「まんぷく」では日清食品の創業者である安藤百福の成功までのストーリーを奥さんの支えと共に描いています。安藤百福は発明家であり、海水から塩を作って販売したり、栄養食品を開発したり、その実業家としての実績を買われて信金の理事長になったりして一歩ずつ前に進んでいきます。

そして信金の理事長を辞めた後に取り掛かったのが、お湯をかけるだけで食べられるようになる即席ラーメンの開発です。戦後の貧しい時期、ラーメンが庶民を癒したときの思い出が忘れられず、家庭で簡単に食べられるようにしたいという思いで開発に着手しました。開発にあたっては、自宅の庭に小屋を作って、そこで開発を続けます。スープの開発に始まり、麺へのスープの馴染ませ方、常温で保存できる麺の開発と進んでいきます。この常温で保存できる麺の開発にあたっては、単に乾かしたり、高野豆腐の製法を参考にしたりしましたがうまくいかず、奥さんがてんぷらを油で揚げているのを見て、突如、麺を油で揚げて水分を飛ばしてしまう方法を思いつきました。この麺を油で揚げることで、水分があった場所がそのまま空っぽになり、多孔質の麺ができたのが即席めん完成に至った大きな一歩でした。

今では、インスタントラーメンは世界へもはばたいていて、世界総需要では年間1000億食を超えるまでにもなっているそうです。

個人的にはチキンラーメンよりもサンヨー食品のサッポロ一番の方が好きなのですが、ときどきチキンラーメンを食べたくなることもあるので、ぜひ、これからもがんばってほしいと思います。

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